俳優を目指す人にとって映画やドラマを観るということはもはや娯楽ではなく勉強であり研究ですよね。
実際、「毎日1本は必ず映画を観て勉強する」と決めている人もたくさんいます。
最近ではレンタルやオンラインの動画配信サービスなどが充実しているので大きなお金を使わずに自分一人ででも簡単にできる演技の勉強方法としておすすめです。
ここでは、演技の勉強、研究として映画を観るときのコツとおすすめの動画配信サービスをご紹介します。
■勉強のために映画や舞台を観るときのコツ
役作りのコツを書いた記事で最初に「台本(セリフ)を疑え」と説明しましたが、勉強のために映画や舞台を観るときのコツも同じで、「疑って観る」ことです。
完全に疑うというより、「疑問を持って」という感じです。
疑問…????
下記のポイントを意識しながら観るだけでもかなり勉強になります。
????勉強として映画や舞台を観るとき意識すること????
- なぜ?この表現を選択したのか?
- 自分ならどうするか?
- どの選択(表現)が観る人に一番伝わりやすいか?
????????勉強として映画や舞台を観るときコツ????????
- 気になったシーンは何回も観て分析するべき
- 視聴者として観るときと、同業者として観るときの意識を明確に変える
- 気づいたことや感じたことは、流さずにメモっておく
もちろん一視聴者としての目線も大事ですが、同時に、疑問を持って観てみればたくさんのことに気づくことができ、自分の中にはなかった知識の幅が広がります。
■劇場に行かなくても自宅で観れる
月に何度も劇場まで足を運ぶとなると金銭的にも結構な負担がかかり、相当な時間を費やすので続けるのはなかなか厳しいですよね。
そこでおすすめなのは自宅でも移動中でもどこでも好きな時間に好きな場所で映画やドラマを観ることのできる「動画配信サービス」です。
毎月定額で見放題のサービスを利用することで時間や金銭的な負担を大幅にカットできるので非常におすすめです。
※それぞれの動画配信サービスの月額を比較した図が下記にありますので参考にしてください。
■動画配信サービスをおすすめする5つの理由
俳優を目指す人に動画配信サービスをおすすめする主なポイントは以下です。
- 月に千円以下といった安い料金で映画やドラマが見放題。
- 気になった(疑問を持った)場面や演技は何度でも観れるので勉強になる。
- 時間を気にせず自分の空いた時間で観れる。
- イヤホンなどを持っておけば場所を選ばずどこでも観れる。
- スマホでも観れるので移動中の時間なども有効活用できる。
■動画配信サービスとは?
すでに当たり前に利用している人が増えていますが「動画配信サービスって何?」と言う人のために、簡単に説明しておきます。
動画配信サービスを詳しく知らなくても、HuluやU-NEXT、またはFODプレミアムにAmazonプライムビデオなどは、どこかで聞いたことがあると思います。
月額料金を支払って好きな時間、好きな場所で、映画やドラマ、アニメなど、自分が観たいものを自由に観れるいうサービスです。
ほとんどの動画配信サービスが、1,000円以下の月額料金で見放題というシステム(※個別に追加料金がかかるサービスや作品もあります)なので、映画や舞台を月に1本観に行くよりもはるかに安い料金でたくさんの作品を観ることができます。
パソコンだけでなくタブレットやスマホなどいろんなデバイスで観ることができるので移動時間や出先での鑑賞も可能です。
NTTドコモが運営するdTVでは会員数が500万人を超えるなど、その他の動画配信サービスでも年々利用者が増え続けています。
ほとんどのサービスで2週間~1ヶ月ほどの無料お試し期間があるので、まずは無料で試してみて自分に合ったものを選択することができます。
動画配信サービスの特徴やメリット、デメリットを簡単にまとめると以下のようになります。
????????特徴????????
- 低額の月額料金で好きな作品が見放題(映画・ドラマ・アニメなど)
- 自由に観れる作品数がとても多い
- 好きな時間、好きな場所で、自由に観ることができる
- さまざまな端末で観ることができる
- まずは無料で試すことができる
・動画配信サービスのメリットとデメリット
特に俳優を目指している人目線のメリットなどを説明します。
動画配信サービスのメリット
- 月額料金が安い。映画1本、舞台1本観に行くよりもはるかに安い月額料金で好きなだけたっぷりと観たい作品が観放題。
- 好きな時間に、好きな場所で観れる。移動中や出先などで空いた時間に観ることも可能。
- レンタルと違い、借りに行ったり返却のための時間の確保や手間がかからない。
- 貸し出し中ということもない。
- 普段なら観ないようなジャンルでも気軽にお試し視聴ができる。
- 無料お試し期間が長い。いくつかのサービスを実際に試してから決めることもできる。
動画配信サービスのデメリット
- 最新作の配信までは少し時間がかかる。レンタルの方が早い
- 家にネット環境がないと観れない
- 忙しくて全く利用できない月があっても月額料金はかかる
このようなメリット、デメリットがあります。
ただ、俳優を目指す人は勉強として観るので全く利用しない月はほぼないでしょうし、最新作でなくとも勉強材料としてはまったく問題がないので個人的にはデメリットはほとんどないと感じています。
・動画配信サービスの比較
動画配信サービスはたくさんの種類があります。
選ぶ際は、自分の利用する環境や条件を最優先して選んでください。
主に下記3点を比較して、もっとも自分に合うものを選ぶのがいいと思います。
- 月額料金
- 主に自分が何を(どんな作品)観るか?⇒よく観るジャンルの充実度
- 主にどこで観るか?出先や移動中にも観る?⇒オフライン再生の可否
ただ、俳優を目指している人にはアニメなどよりも映画やドラマなどのジャンルが充実しているサービスが良いです。
月額料金(税別) | 映画やドラマの充実度 | 給作品数 | 画質 | オフライン再生 | 無料お試し期間 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Hulu | 933円 | ◎ | 5万本以上(見放題) | HD | ✖ | 2週間 |
U-NEXT | 1990円 | ◎ | 13万本以上※8万本以上(見放題) | SD/HD/4K | ◎ | 31日間 |
FODプレミアム | 888円 | ◎ | 約2万本以上 | SD/HD | ✖ | 1ヶ月間 |
auビデオパス | 562円 | ◎ | 約1万本以上 | SD/HD | ◎ | 30日間 |
dTV | 500円 | ◎ | 12万本以上 | SD/HD/4K | ◎ | 31日間 |
Paravi | 925円 | 〇 | 約8000本以上 | HD | ◎ | 30日間 |
Video Market | 500円~ | ◎ | 約18万本以上※2万5000本以上(見放題) | SD/HD | ✖ | 30日間 |
Amazonプライムビデオ | 年会費3900円※月額換算325円(税込) | ◎ | 約7万本以上※3万5000本以上(見放題) | SD/HD/4K | ◎ | 30日間 |
TSUTAYA TV | 933円 | ◎ | 約1万本以上(見放題) | SD/HD | ◎ | 31日間 |
Netflix | ベーシック800日/スタンダード1200円/プレミアム1800円 | ◎ | 数千本以上 | SD/HD/4K | ◎ | 1ヵ月間 |
DAZN | 1750円 | ✖ | 130以上のスポーツコンテンツ | SD/HD | ✖ | 1ヵ月間 |
dアニメストア | 400円 | ✖ | 約2700本以上(見放題) | SD/HD | ◎ | 31日間 |
DMM見放題chライト | 500円 | ✖ | 約7000本(見放題) | SD/HD | ✖ | 14日間 |
※追記
・Huluも現在はAndroid スマートフォン/タブレット、iPhone/iPad/iPod touch で一部作品のダウンロード、及びオフライン再生が可能になっています。
・消費税の増税などで若干料金の変わっているサービスもあります。
・動画配信サービスのそれぞれの特徴
得意なジャンルや作品数、または特典などそれぞれのサービスの特徴を簡単にまとめました。
ただし俳優を目指す人に向けておすすめする動画配信サービスなので、スポーツ専門のDAZNや、アニメに特化したdアニメストア、アダルトが圧倒的に多いdmm観放題chライトなどは省いています。
特徴 | |
---|---|
Hulu | ・海外の映画・ドラマは幅広く取り揃えており、圧倒的 ・2014年より国内事業は日本テレビが買い取ったため、日本のドラマなども充実 ・国内ドラマの見逃し配信も対応しているので最新作も追っかけ視聴ができる ・個別で追加料金がかかる作品はないので、完全な見放題 ・すべての作品を追加料金なしで観れるので、月額料金以外の課金はなし ★新作は少なめだが、俳優として勉強のために観る作品には困らないので十分に充実している |
U-NEXT | ・月額料金は他サービスと比較すると少し高め ・一つの契約で4アカウントまで作れる→月額料金も実質人500円未満 ・毎月1200ポイント(1ポイント=1円分)が付与される ・付与されるポイントを使って最新の映画やドラマを観ることも可能なので、実質、月額790円でる用できるのと同じ ・また、付与されたポイントは映画館でのチケットの購入や割引に使える ・ダウンロードしてオフライン再生可能なのでデータ通信量の心配いらず ★ポイントが映画館での割引などに使えるのはとても嬉しい |
FODプレミアム | ・フジテレビが運営しているため、フジテレビ制作のドラマや映画、バラエティ、アニメなどが見放題 ・最新ドラマも放送後7日間は見逃し配信として無料で視聴可能 ※期間限定の見逃し配信は、登録しなくても無料で観れます ・毎月8の付く日にポイントがもらえる ⇒月の合計付与ポイント1,300ポイント ・ポイントは動画や電子書籍の購入にも使える |
auビデオパス | ・KDDI(au)が運営しているが、2018年8月よりキャリアフリー化され、auユーザー以外でも利用可能 ・1万本以上の作品が観放題のうえ、月額料金内で毎月本は新作のレンタル作品も観れる ・最大の特徴は、ポイントやクーポンの還元率の高さ ・映画館での鑑賞料金が割引になる「auマンデイ」や「auシネマ割」など豪華特典があり、映画をよく観る人にはかなりおすすめ ・ダウンロードしてオフライン再生可能なのでデータ通信量の心配いらず ★映画好きにおすすめのサービス |
dTV | ・NTTドコモが運営しているが、2015年4月のキャリアフリー化に伴い、ドコモユーザーでなくても誰でも利用できるようになった ・ドコモユーザーでない場合は「dアカウント」の取得が必須 ・会員数は500万人を超え、国内トップクラス ・作品数が豊富 ・オリジナル作品にも力を入れ、充実している ・ダウンロードしてオフライン再生可能なのでデータ通信量の心配いらず |
Paravi | ・2018年4月にから新しくスタートした後発組の動画配信サービス ・TV東京、TBS、電通、博報堂、日経新聞、WOWOWなど大手メディアが共同出資して立ち上げ ・最新の連ドラ見逃し配信など国内のドラマが圧倒的に充実したサービス ・ダウンロードしてオフライン再生可能なのでデータ通信量の心配いらず ・月額料金を1日換算すると30円 |
Video Market | ・全作品数18万以上(見放題2万5000本以上)は国内トップクラス ・ここでしか観られないマイナー作品が多い ・毎月付与される540ポイントを利用して新作を購入することもできる ⇒月額料金と相殺すると実質プラス ・月額料金を1日換算すると約17円 |
Amazonプライムビデオ | ・2015年9月にサービスを開始した ・年会費3900円のAmazonプライム会員(有料会員)になると対象作品が見放題※月額に換算すれば325円/月とお得 Amazon ・その他のAmazonプライムサービスも利用できるのでかなりお得 プライムビデオ・個別に課金が必要なPPV作品も少なくない ・オリジナルコンテンツが豊富 ・ダウンロードしてオフライン再生可能なのでデータ通信量の心配いらず ・月額料金を1日換算すると約11円 |
TSUTAYA TV | ・TSUTAYAが運営する動画配信サービス ・毎月1,080ポイントが付与されるので利用する人には実質無料 ・見放題+定額レンタルの組み合わせなど、さまざまなセットプランなどもあるので、自分の利用状況によって選択肢が豊富 ・実店舗のレンタルDVDを無料配送してもらえる ・ダウンロードしてオフライン再生可能なのでデータ通信量の心配いらず |
Netflix | ・全世界で契約者数が1億人を超えていて世界最大規模のサービス ・2015年9月から日本でもサービス提供を開始 ・国内系コンテンツは他サービスに比べ少し物足りない印象だが、海外ドラマやオリジナルコンテンツは充実 ・ダウンロードしてオフライン再生可能なのでデータ通信量の心配いらず ・すべての作品を追加料金なしで観れるので、月額料金以外の課金はなし |
■俳優におすすめの動画配信サービス
サービスや特徴を比較して自分の条件に合うものを選ぶのが一番だと思いますが、念の為、僕の個人的なおすすめ配信サービスをご紹介します。
おすすめするポイントは、「月額が安いこと」と「オフライン再生可能」(移動中や外出先などでスマホやタブレットで利用すると想定して)の2点からおすすめします。
そのおすすめポイントから言って上位3つは以下になります。
俳優におすすめの動画配信サービス
中でもamazonプライムビデオは年会費のみでその他のamazonプライムのサービスが全て受けられますし、月額にして約408円程度(年間プラン¥4,900÷12/月)なので個人的には一押しです。
もちろん僕はamazonプライムビデオユーザーですが、そもそもAmazon自体をよく利用するのでこんなにお得なサービスは他にないと個人的には思っています。
一般的に利用数が多いのは、現在では、1位:Netflix
■まとめ
動画配信サービスを選ぶ際に以下の2つは気にしておきましょう。
- オフライン再生に対応しているか
- PPVの割合
オフライン再生というのは、インターネットと通じていない状態で動画を再生することなので、スマホやタブレットで動画を観る機会が多い人は【オフライン再生】に対応しているかどうかをチェックするようにしましょう。
動画の再生には大容量のデータ通信量が必要になるので、スマホやタブレットで観る場合はダウンロードしてオフライン再生するようにすればデータ通信量の心配がありません。
それと、完全な見放題とPPV(ペイパービュー)といって視聴した分だけ料金がかかる課金システム(作品ごとに追加課金)があるのでそのあたりも注意しましょう。
どのサービスでも無料お試し期間が長めなので、どれがいいのかわからないという人はまずはいろいろ試してみて自分に合ったサービスを見つけてください。