✅あなたの出演情報を心持ちにしてくれているファンがたくさんいる
✅舞台に出演する際などは、他の予定を空けてでも観に来てくれるファンがたくさんいる
✅舞台に出演する際などは、手持ちのチケットがすぐに完売する
✅いつも出待ち・入待ちしてくれるファンがたくさんいる
✅いつもたくさんの差し入れやファンレターが届く
あなたは、こんな状態に憧れませんか?
こんにちは????
突然ですが、あなたには自分の「ファン」だと言える人がどれくらいいますか?
「ファン」という存在は、これからあなたが俳優を職業にしていく上で、切っても切れない存在です。
むしろ、「ファン」の応援や支えなしには、俳優を職業とすることは難しいでしょう。
実は先日、後輩俳優が「本番近づいてきたのにチケットが思うように売れてない~」と言っていたのを聞いて、ふと今回の記事を書こうと思いました。
今回の記事では、観客動員数を大幅に増やす方法の1つとして「ファン」を増やすということについて書きたいと思います。
当然ながら、「ファン」が増えればチケットもたくさん売れるようになります。
ですが、チケットがあまり売れない俳優の多くは、正直あまり「ファン」を増やす努力をしていない人が多いです。
なので、俳優を自分の職業にするためにも、一度「ファン」について考えてみましょう。
そもそも「ファン」とは?「ただの知り合い」?
そもそも、俳優のあなたにとって、「ファン」とはどんな存在の人でしょう?
ファンとは?
「特定の人物に対する支持者や愛好者」
引用 by Wikipedia
などと一般的には言われますが、もう少し身近な言葉で言うと応援してくれている人と言えますね。
ただ、応援してくれている人の全てが「ファン」というわけではありません。
役者仲間や私生活の中での友達、知り合いなども、あなたを応援してくれていますよね?
だけど、役者仲間や知り合いは応援してくれているのは事実ですが、「ファン」ではない場合が多いです。
なぜなら、「ファン」という言葉は、
「熱狂的な」を意味するファナティック(英: fanatic)の略
引用 by Wikipedia
とも、書かれています。
大事なのは、この「熱狂的な」の部分です。
たとえば、あなたが何かに出演するとなると、他のどんな予定を差し置いてでも必ず観に来てくれる。とか、映像作品なら録画してでも欠かさず観てくれたり、DVDを購入してくれたり、と。
そうした人が、俳優にとっての「支援者」であり、「ファン」と言える人ですね。
なので、「ファン」と「役者仲間や知り合い」をわかりやすく分けるとすれば、「支持者」と「応援者」の違いだと考えるといいかもしれません。
そこに明確な線引きはないですが、「応援者」と「支持者」では熱量が圧倒的に違います。
あなたに「ファン」はいる?
「ファン」と、「仲間や知り合い」の違いについて少しわかりやすく理解したうえで、あなたにはどれくらいの「ファン」がいるでしょうか?
誰かと比べるためや競うために考えるわけではないので、正直に考えてみてください。
ワークショップなどで、同じように考えてもらうと、
「正直なところ、応援してくれている人はたくさんいるけど、ほとんどが(応援者)であり(支持者)ではないので、ファンと呼べる人はすごく少ないです…」
と、いう人が思いの外たくさんいます。
でも、多い少ないの問題ではなく、現時点での事実を受け入れることが前進に繋がります。
今現在、「ファン」がそれほどいないのであれば危機感を持ちますし、これから1人でも多くの「ファン」を増やしていかなければいけないと本気で考え始めます。
でも、「自分にはファンが少ない」と認められていない俳優は、そうした危機感も弱く、ファンを増やそうという気持ちも弱い人が多いです。
危機感や増やそうという積極的な気持ちが弱いと、当然、工夫もしない人が多いです。
なので、ここではなんとなくごまかさずに、自分に正直に考えて、そして受け入れてください。
あなたには、「ファン」がいますか?
ファンを増やすために必要なこと
役者仲間や知り合いの中には、お付き合いで観に来てくれる人や、身内感覚で「何か出るらしいから観に行ってあげよう」という人が圧倒的に多いとは思いますが、かたくなに「役者仲間や知り合いはファンではない」というわけではありません。
中には俳優としてのあなたの「ファン」も少なからずいると思います。
たとえ最初は「役者仲間」「ただの知り合い」であっても「ファン」に変えてしまう【魅力的な俳優】にあなたになればいいだけの話です。
一番強いのは、俳優としてだけではなく、人として「ファン」になってもらうことです。
演技力を磨いて、良い演技で魅了して、というのは当たり前ですが、もっと人として「ファン」になってもらおうと思うと、具体的にどんなことを意識すればいいでしょうか?
もちろん、社会人としてのモラルやマナーなど人間性の部分は当然必要ですが、もう少しだけ踏み込んで考えてみます。
たとえ相手が知り合いでも知り合いでなくても、一番大事なのは、
- 人間関係の築き方。人付き合いの仕方。人との向き合い方。
だと考えています。
仕事に対する姿勢や取り組み方、考え方などは当然のこととして、さらに「人間関係」に対する姿勢や取り組み方、考え方がとても重要です。
言い換えれば「人を大事にする」ということですね。
人を大事にする人は、人からも大事にされます。
でも、この「人間関係」や「付き合い方・向き合い方」が雑になっている俳優が意外と多いです。
実際によくある例で言えば、役者仲間同士で、相手の舞台などはあまり観に行かないのに、自分の出演する舞台の案内だけは頻繁に送りつける俳優がいます。
それって、良質な人間関係の築き方だと言えるでしょうか?
良い人付き合いの仕方だと言えるでしょうか?
あなたならどうでしょう?
いつもあなたを応援してくれる人、いつも他の予定を空けてでも舞台を観に来てくれる人の方が、応援したくなりませんか?
反対の立場に立って どんな人なら応援したくなるのか、またどんな人ならちょっと敬遠したくなるのかを考えてみると、取るべき行動や取ってはいけない行動がわかりやすくなります。
とは言え、スケジュールなど様々な理由でどうしても知り合いの舞台などを観に行けないときもあると思います。
そんなときはせめて、ちょっとした差し入れやお花などを送るくらいはしましょう。
それだけでも印象は違うと思いませんか?
「忙しくて観に来れないときでも、いつも気にかけてくれて差し入れ(や花)を送ってくれるんだよね~????」って好印象を持たれると思います。
実際に劇場などで見たことのある人も多いと思いますが、すでに一線で活躍している俳優同士でも、お互いにお花を送り合ったりはしていますよ。
「持ちつ持たれつ」「ギブアンドテイク」といった言葉があるように、自分が求めるだけでなく、自分も相手を支えたり、何かを与えたりしなければ良質な人間関係は築けません。
これは、友人関係や恋愛関係でも全く同じことが言えますよね。
そしてさらに、知り合いに対しても、知り合いではない人にも同じことが言えます。
知り合いには丁寧なのに、知り合いでない人のことは雑に扱ったりする人を見てどう思うでしょうか?
自分のことを応援してほしいなら、誰に対しても感謝の気持ちを持って、丁寧に接しましょう。
下記の記事にも書きましたが、仕事でも恋愛でも何でも、「欲しい欲しい」と求めてばかりでは引かれてしまいますので、人に何かを求める前に、あなたから与えるようにしましょう。
知り合いであれば、出演情報や、舞台のお誘いなどばかりでなく、
「最近はどう?」
「変わりなくやってますか?」
「季節の変わり目ですが風邪など引かれていませんか?」
などと、たまには普通の連絡をしてみるといいですよ。
僕もたまに、特になんの用事がなくても後輩や仲間がくれるたわいもない連絡ってすごく嬉しくなりますし、たとえタイミングが合わなくて実現しなくても、食事や飲みのお誘いでも嬉しいものです。
気にかけてくれたり、お声をかけてくれるだけで、嬉しいですし、そういう人のことほど自分の時間を削ってでも応援したい気持ちになったりします。
でも、普段は全然連絡もしてこないのに、公演の案内や出演した番組の情報だけ「観てください!」「来てください!」って連絡してくる人って、ちょっと寂しくなります。
そういう人ってなんだか営業マンみたいで、「俺は営業相手か!」とツッコみたくなるときがあります(笑)
なので、あなたも身近な人間に都合のよいときだけ連絡したりするのではなく、「応援したくなる」と言ってもらえるような丁寧な向き合い方をすることをおすすめします。
特に、舞台などで実際に劇場まで足を運んでくれる人って、大事な時間を割いて、高額な料金を支払って、そこまで応援に来てくれるわけなので、それをちゃんと考えて感謝の気持ちを持っていれば、自然と丁寧な人間関係の築き方になると思います。
日ごろからそうしたことを意識して人付き合いするようにしましょう。
★ポイント★
- 魅力的な人、魅力的な俳優ってどんな人かを明確にイメージする
- 魅力的な人が、どんな人間関係を築き、どういう風に人付き合いをするのか、具体的にイメージする
- 明確にイメージした「魅力的な俳優」を目覚し、身近な知り合いもファンに変えてしまうぐらいの魅力的な人になればいい
まとめ
ファンのいない俳優のもう一つの特徴として前売り券でチケットが売れないというのがあります。
ほとんどが当日精算券になります。
でも、固定のファンがいる俳優は、前売り券でどんどんチケットが売れていきます。
その辺りの違いについても一度、考えてみるといいと思います。
もちろん、当日精算券でも大事な時間を割いて足を運んでもらえるのは本当にありがたいことなのですが、そこにはどんな差があるのでしょうか?
もう1つ、「ファン」かどうかを判断する基準としてわかりやすいのは、案内を送った時に何と言われるか?です。
たとえば、あなたは誰かのファンでしょうか?
僕は矢沢の永ちゃんの大ファンです(笑)
僕が誰のファンかなんてどうでもいいのですが(笑)、矢沢永吉さんが出演する番組の情報やコンサートの情報が解禁された時点で何を思うかと言うと、
「ありがとう!!」「待ってました!!」「絶対観ます!!」「必ず会いに行きます!!」
と、なります。
誰かのファンだという人には、この気持ち、わかってもらえるんじゃないでしょうか(笑)
どうですか?
「ありがとう!!」「待ってました!!」
これが、情報を公開したときの「ファン」の反応です。
あなたが案内を送った時に、
「ありがとう!情報待ってたよ~!」「都合をつけて絶対観に行きます!」
と言われたら、最高に嬉しくないですか?
そんな風に喜ばれていますか?
そういう「ファン」をたくさん作らないと俳優を職業にすることは難しいです。
もしも今、「観に来てください!」とお願いするばっかりなんだとしたら、反対に「待ってました!ありがとう!」と言ってもらえる努力と工夫をしましょう。
俳優として最高の演技を観せて(魅せて) 魅了することはもちろん、人としても応援してもらえるような魅力的な人間になることを考えて行動すれば、心強いコアなファンがあなたを支持してくれます。
あなたの「ファン」が増えれば、チケットを売ろうなどと考えなくても、出演情報を公開した時点で自然とファンが喜んでチケットを確保してくれます。
そのためにあなたがすることは、日々、演技力を磨いて心を打つ演技を魅せることと、そして、
- 人間関係の築き方。人付き合いの仕方。人との向き合い方。
です。
大事なことなので何回も言いますが、人を大事に考え、人を大切にする人は、人からも愛され、大事にされます。
なので、まずは何よりも「人」を大事にすることを意識して、日々の行動から改善していきましょう!