テアトルアカデミーに関してよく目にする疑問の1つに「誰でも合格できるって本当?」というものがあります。
これはテアトルアカデミーに限らず、多くの養成所がそう言われています。
僕自身が通っていた養成所も、また講師として携わった養成所や専門学校でも同じように言われていました。
本当に誰でも合格できるんですか?
そんなことはないです。
当然、定員が定められていますし、応募者全てを受け入れていては校舎や講師が回らなくなってしまいますよね。
大手の養成所であればあるほど応募者の数も多いので、必然的に不合格になってしまう人の数も増えます。
そこで、「テアトルアカデミーの合格率ってどのくらいですか?」という質問をいただくこともあるので、実際のところを一度調べてみました。
■テアトルアカデミーは誰でも合格できるの?
「テアトルアカデミーは誰でも合格できる」という噂が立つ1つの理由としては、かかる費用が安くないからだと思います。
他の養成所と比べて高いというわけではなく、もちろん相場の範囲内ではありますが、単純に額として安くはありません。
テアトルアカデミーのコースや入学金、月謝などのかかる費用と主な出身有名人
なので「それでお金儲けをしているんだから誰でも受かるよ」というような噂が立ちやすいのは事実です。
だからこそ、テアトルアカデミーだけではなく養成所などは全般的にそういった噂が多いです。
でも、専門学校とかはもっと高いんですよね?
そうですね。だいたい5~10倍くらいはかかると思います。
それなのに、養成所の方がそういう噂が立ちやすいんですね。
そうですね(笑)
実際のところはどうなのか?
本当に誰でも合格できるのか?
残念ながらどこの養成所も具体的な合格率(%)などは公表していません。
ただ、テアトルアカデミーの場合は一次審査の時点で約4分の1の合格率であることは公言されていますし有名な話です。
そこから実際に所属にいたる人はどのくらいいるのか。
SNSなどで実際にオーディションを受けた人の情報から分析してみました。
■テアトルアカデミーの実際の合格率はどのくらい?
テアトルアカデミーではオーディションの応募者総数や実際のオーディション受験者の人数などが合格者には通知されます。
そのデータを基に見ていきたいと思います。
応募者総数 | 4418人 |
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オーディション受験者 | 1000人 |
入学者定員 | 315人 |
応募者総数 | 3389人 |
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オーディション受験者 | 785人 |
入学者定員 | 248人 |
応募者総数 | 4140人 |
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オーディション受験者 | 896人 |
入学者定員 | 283人 |
応募者総数 | 1119人 |
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オーディション受験者 | 156人 |
入学者定員 | 50人 |
応募者総数 | 5364人 |
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オーディション受験者 | 1002人 |
入学者定員 | 316人 |
応募者総数 | 1934人 |
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オーディション受験者 | 320人 |
入学者定員 | 101人 |
応募者総数 | 3604人 |
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オーディション受験者 | 656人 |
入学者定員 | 210人 |
応募者総数 | 1366人 |
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オーディション受験者 | 114人 |
入学者定員 | 36人 |
応募者総数 | 1320人 |
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オーディション受験者 | 156人 |
入学者定員 | 50人 |
応募者総数 | 1398人 |
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オーディション受験者 | 298人 |
入学者定員 | 94人 |
■テアトルアカデミーの合格率の平均は約5.6%!?
上記で参考にさせていただいた情報はほんの一部なので、これで正確な合格率が出るわけではないですが、間違いのないリアルな数字から目安として分析することができました。
その結果、オーディションにエントリーして書類審査を受けた人の総数から、実際に所属にいたる人の合格率の平均は約5.6%でした。
もちろん、不合格になった人ばかりではなく、書類審査に通ったあとに自ら辞退した人などもいらっしゃると思います。
それにしても、意外と合格率って低いんですね!
そうですね。イメージよりは低く感じますね。
■まとめ
意外と不合格になる人も多いということに驚いている人もいるかもしれませんが、総体的に見て応募者の総数などを考えても誰でも合格するというのは現実的ではありません。
応募者が1,000人いたとして、そのほとんどの人が合格して1つのスクールに急に1,000人増えたらなかなか大変です。
たしかに…物理的に対処がむずかしいですよね。
そうですね。普通の学校でも急に1,000人増えたら回らないですよね。
テアトルアカデミーのようにプロダクション業務も兼ねている養成所に受かるということは、芸能界の隅っこに一歩足を踏み入れるということです。
なので、受かったとしても「まさか自分が!(我が子が)???」と、信じられない気持ちもわかります。
「誰でも受かるんじゃないの??」と感じてしまうのかもしれません。
でも、実際の応募者数と合格者数からもわかるように誰もが合格できるわけではないので、所属するにせよ辞退するにせよ受験すること自体が素晴らしいチャレンジだと思います。
なので、興味があったり迷ったりしているのなら、チャレンジしてみてからどうするかを考えるのもありだと思います。