「お花って勝手に送っていいのかな~?」
「お花ってどこに送ればいいんだろう?」
「どのタイミングで送ればいいのかな?」
「立て札にはなんて書けばいいんだろう?」
「そもそもお花って高いのかな~?」
「良いお花屋さんないかな~?」
今回の記事では、このような疑問を解消します。
おすすめの花屋さんだけが知りたいという方は目次より「おすすめのお花屋さん」に飛んでください。
いろいろ見比べていただくと相場などもわかりやすいと思います。
まずは、お花を贈る際の作法と一般的な流れをお伝えします。
■舞台の出演祝いなどで劇場にお花を送る手順
観劇に行った際に直接手渡すのではなく、お花屋さんから劇場に花を届けてもらう場合には、いくつかの注意しなければいけないポイントがあります。
- 受け取り側の条件(種類やサイズなど)
- 劇場の条件(規模や立地問題などで不可な花の種類など)
- 届けるタイミング(確認可能な場合は主催団体に)
- そもそも花は送っていいのか?
- 花を送ろうと思っている俳優の配役など
いろいろと劇場の規模や立地条件(周囲の環境)などによっても条件が違いますし、その時々の舞台の演目などでも条件が違ったりします。
通路やロビーが狭い劇場にあまりにも大きなスタンド花ばかり送られてきては、内心、迷惑がられるかもしれません。
でもせっかく心を込めて贈る花なので、心から喜んでもらいたいですよね。
なので、先方の状況なども考慮して送るのが良いと思います。
なるほどな~。ありがた迷惑にならないようにしないといけないってことか…
・まずは条件を確認する。花を送っていいのか?
まずは受け取る側の提示している条件を確認しましょう。
これは主催団体のHPなどを確認するか、お花を送ろうと思っている俳優自身に聞いてみるのもいいかもしれません。
以前に送ったことがある団体や劇場であっても、演目内容などによっては条件が違う場合があるので、毎回、事前に確認することをおすすめします。
たとえば以前に送ったことのある劇場でも、今回のお芝居が時代物で、衣装で大量の着物を着用するため通路やバックヤードが通常より狭くなっている場合もありますし、そんな時にかさばる贈り物はあまり喜ばれませんよね。
そうした、その時々の条件というのを先に確認しておけば間違いありません。
なるほどー。確かに、出演人数によっては楽屋の私物の量なども違いますしね☝️
そうです、そうです????
劇場の規模によってはお花を置くスペースを確保するのも難しい劇場もあるので、そもそも劇場としてスタンド花などは不可となっている劇場もあります。
近隣に住宅が多い場合などは、人の通行の妨げなど周囲に対する配慮として劇場外には一切スタンド花が置けない劇場もあり、その場合は楽屋やロビーのみ置き花OKとされていたり、楽屋のみ置き花OKとされていたりするので、劇場の条件によっても様々です。
そういえば、前に舞台を観に行った劇場で、ロビーが狭くて階段に一段一段スタンド花が飾ってあったんですが、通路が狭くなってしまってすごく混雑しているのを見かけました????
少しでも目につくところに飾ろうという苦肉の策だと思いますが、通行の妨げになると危険な場合もありますよね????
せっかく送った花が「目につくところに置いてもらえない」「喜んでもらえない(状況的に)」など残念なことにならないためにも、まずは最初に「お花を送っていいのか?」という基本情報と詳細な条件などを確認しましょう。
- 主催団体の公式なHPを確認する(公演概要やQ&Aなど)
- 記載がない場合は、お花を送ってもよいか直接問い合わせてみる
・劇場に送るタイミング(注文のタイミングも)
主催団体や劇場のHPなどに「お花を送っていいのか」など可否情報が記載されている場合は、基本的に送り先や日程(指定)などの詳細も記載されている場合が多いので、こちらもまずはHPを確認してください。
それを確認してからの「注文」になります。
劇場に届けてもらう日程については、基本的には初日か、もしくは初日前日などに届くように手配することが多いです。
ロビーにも荷物を広げていたりして置き場がない場合もあるので、初日に届くように手配することが一番多いですが、その舞台が初日の何日前に劇場入りしているかにもよりますし、初日当日のタイムスケジュールなどの都合で、初日までに送ってほしいと言われる場合もあります。
そっかー。その時々で状況や流れが違うもんね…????
花屋さんへの注文は届けてほしい日の3~4日前までくらいには済ませておくと確実です。
※花屋さんによっても条件が違うかもしれませんので、HPなどで事前に確認しておくことをおすすめします。
注文の際のワンポイントアドバイスとしては、スタンド花などを送った後の回収についても事前に確認しておきましょう。
■スタンド花などの立札の書き方とメッセージ例
初めてお花を贈る場合などに意外と悩むのがメッセージです。
ここでは、基本的な記載例をご紹介します。
絶対にこう書かなければいけないという決まりがあるわけではないので、それほど難しく考えないようにしてください。
まず、【祝ご出演】【御祝】などと書かれているものを、「表書き」と言います。
基本的には、その表書きと贈り先(個人名、会社名、店名など)と、贈り(送り)主である自分の氏名(複数の場合は連名でも可)
その3点を記載していれば、問題ありません。
立て札に記載する基本的な3点
- 表書き(御祝・祝ご出演など)
- お花を送る相手の氏名や会社名、または店名など
- お花を送る人のお名前や会社名など
画像で見るとこんな感じです????
横書きでも縦書きでも、どちらでも大丈夫です。
個人的な印象としては、劇場などでは横書きの方が若干多い気がしますが、これもどちらでも全く問題ありません。
そして、「表書き」も御祝いであることがわかれば大丈夫です。
例としては、「御祝」「祝ご出演」「祝公演」などですね。
なかには、「祝 劇団〇〇第〇回公演(演目のタイトル名)ご出演」などと長い表書きなども見かける時がありますが、それも全然OKです????
そして、先方のお名前の後ろも様々な書き方があります。
「~様」「~さん」「~様江」「~さん江」「~様へ」「~さんへ」
これもどの書き方でも大丈夫なので、贈り主と贈られる人との関係や状況により使いわけてください。
複数で贈る場合は立て札に書ききれるのであれば連名でも大丈夫ですし、「ファン一同」や「ファン有志」などと書いたりもします。
ただ、ファン一同だけではどのファンなのか、誰なのかがわかりにくいという場合もあり、少しわかりやすいように工夫するといいかもしれません。
「〇〇のファン一同」などと土地名を入れてみたり、贈られた俳優がわかりやすい表記にしておくと親切です????
ファンが多い俳優さんであればあるほど、わかりやすくした方がいいかもしれませんねー☝️
■スタンド花などの終演後の処理はどうするの?
スタンド花など大きな花を送る場合に気になるのが、立て札やバルーンなどの装飾、または花の容器の処理についてですね。
基本的には、お花屋さんに「回収を希望します」とお伝えして日時指定しておけば回収してくれることがほとんどです。
ただし、これもお花屋さんによって条件や取り決めが違う場合があるので、注文時に確認しておくと間違いないでしょう。
基本的にはこちらの憶測で動くより、何でも確認するのが確実ですね❗️
そうですね。本当にその時々で状況や条件も違いますので、直接聞いてみるのが確実ですね????
公演期間によっても対応が違いますし、長い期間の公演などの場合は途中で枯れてしまうこともあり、その場合はスタッフによって処分されることもあります。
■祝い花の相場と、おすすめの花屋さん【8選】
相場と言っても種類やアレンジによって様々ですので一概には言えませんが、おすすめのお花屋さんをご紹介しますので、実際の価格を見比べていただくのが一番早いかと思います。
まずはスタンド花からアレンジメント、そして胡蝶蘭などを幅広く扱っているお花屋さんから。
1)HitoHana
胡蝶蘭、アレンジメント、スタンド花、観葉植物などカテゴリーに分かれていて検索しやすく、さらには、「価格(予算)で探す」「色で探す」「種類で探す」「シーンで探す」などいろいろな検索の仕方ができます。
ライブ、コンサート、舞台・公演祝い、イベント、発表会~など用途別で探すこともできるので、とても見やすいサイトです。
- 舞台公演祝いのスタンド花の贈り方
- スタンド花がよく贈られる舞台講演会場
- 舞台に贈るスタンド花を値段で選ぶ
- 舞台に贈るスタンド花を色から選ぶ
- 舞台に贈るスタンド花一覧
- 舞台に贈れるスタンド花を買った方のレビュー
- 札の書き方
他にも、スタンド花がよく贈られる舞台公演会場(劇場)の劇場名や住所なども掲載してくれています。
お花屋さん自体が、公演祝いの花を届けることに慣れていると本当に助かります。
相場がどのくらいなのかが気になる方は一度覗いてみてください。
2)PREMIER GARDEN
こちらのお花屋さんも胡蝶蘭、スタンド花、アレンジメント、花束など種類が豊富です。
サポート面に関してはご紹介しているどのお花屋さんもしっかりされていますが、こちらのお花屋さんも様々な安心サポートがついています。
同じお花でもアレンジ1つで見映えが全く違ったりするので、いくつかのお花屋さんを見比べて、ご自身のセンスに合うデザインを選んでくださいね。
3)HanaPrime(ハナプライム)
こちらのお花屋さんではアレンジメントというカテゴリーはありませんので、公演祝いや出演祝いで探すとなると胡蝶蘭かスタンド花ということになります。
個人的な印象で言うと、清楚感があるというか、どちらかというとシンプルな印象のデザインだと思います。
生花のスタンド花やアレンジメントを贈りたい場合はここまでにご紹介したお花屋さんがおすすめですね????
「あ、これ贈りたい❗️」ってお花がたくさんあって悩みますね(笑) あとは予算次第ですね~????
次にご紹介するのは、胡蝶蘭に特化したお花屋さんです。
胡蝶蘭は生産者直送や産地直送などが多く遠方のお花屋さんも多いですが、ほとんどのお花屋さんが本州への郵送なら送料無料ですし、注文する時間によっては翌日にはもう届くので全く問題ありません。
胡蝶蘭専門店ばかりなので説明なしでさくっとご紹介だけしますが、デザインや価格などを実際に見比べて参考にしてもらえればと思います。
4)胡蝶蘭園.com
5)胡蝶蘭専門店オーキッドファン
6)『胡蝶蘭』の専門店【幸福の胡蝶蘭屋さん】
7)胡蝶蘭専門店【ギフトフラワー】
そして最後にご紹介するのは、プリザーブドフラワーなどのアレンジメントやフラワーギフトのお花屋さんです。
長い期間の舞台公演では生花だと毎日お花にお水をあげなければいけなかったり途中で枯れてしまうことが多く、その度に処分していかなければいけないことなどもあり、最近ではプリザーブドフラワーやドライフラワーなどお手入れのいらないお花の贈り物も人気です。
可愛いアレンジやギフトが多いですよね~????
そうですね~。デザインやバリエーションはとても豊富で楽しくなりますね????
8)ベルビーフルール
すいません、わかりずらい表現で(笑)
まー、とにかくおしゃれなんです(笑)
身近な仲間の出演祝いなどの時には、小さめのデザインでプリザーブドフラワーの贈り物をすることが多いんですが、持ち帰るのにも便利だし楽屋にも飾れるのでとても喜ばれます。
おすすめの花屋さんは以上になります????
■まとめ
贈りたい相手との関係性や劇場の条件、公演の長さなど様々な場面に応じて一番贈りたい花を選択してもらえればと思います。
スケジュールの都合などでやむなく観に行けないときも、応援する気持ちを差し入れやお祝いなどの形にして届けてあげると喜ばれるでしょう。
お花の贈り物が「NG」の場合などは、下記の記事でお花以外の差し入れをご紹介していますのでそちらも参考にしてください。