俳優活動と生活との両立は、なかなか厳しい面があります。
俳優としてのスキルを磨くためにいろんなレッスンを受けたり、日々の習い事が増えたりと出費も少なくありません。
そして、勉強のためやお付き合いのための映画鑑賞、舞台観劇なども数が多くなってくると生活面では負担になってきます。
夢を叶える前に生活が破綻してしまっては元も子もないので、可能な限り生活面での安定はキープしておきたいものです。
そこで、日ごろから日常生活の中でできる節約方法をまとめてみました。
■身近なところで心がけておきたい節約術【30選】
ここで紹介する以外にも、まだまだたくさんの節約術があります。
生活面が苦しくなったからといって、むやみにカードキャッシングや消費者金融などで借りるようなことはしないようにしてくださいね。
まず、節約するためにも自分の生活の中で出費が多いところを見直してみましょう。
その中で、削れる出費はないかを考えていくのが効率的です。
1.スマホは、格安スマホ(SIM)に変える
スマホを格安スマホに変えるという手段です。
端末と格安SIMの組み合わせも、たくさんの中から自由に選択することもできて、プランなどによっては今スマホにかかっている月額料金の1/4くらいまで安くすることも可能です。
一度、検討してみるのも良いのでは?
2.料金プランの見直し
スマホ自体を変えるのは面倒でも、一度、料金プランを見直してみるのはいかがでしょうか?
最初に契約したプランのまま変更していない人も多いと思いますが、実際の自分の生活環境に一番合ったプランかどうかを見直してみると、意外と別のプランの方が自分には合っていることがあります。
また、知らない間に新プランができていることもあるので、定期的に料金プランを見直してみることで月々の料金がぐっと下がることもあります。
3.とにかく、自炊する!
一人暮らしをしている人は、外食中心になっている人や、お弁当や惣菜が主になっている人が多いのではないでしょうか?
働いて、レッスンや習い事に行って、運動して…など、やることも多くて自炊なんてしている時間もなければ、体力もない。という人も少なくないと思います。
でも、一人暮らしで思いのほか大きな出費は、食費です。
毎日とまではいかなくても、休みの日に、冷凍しておけるものや常備菜を多めに作っておいて、保存しておけばそれだけでもかなり違ってきます。
できることから少しずつ始めてみるのをおすすめします。
4.冷蔵庫の詰めすぎに注意
常備菜など保存食の作り置きをおすすめしましたが、冷蔵庫の中に食材を詰め込みすぎるのは注意しましょう。
冷蔵庫内の冷風の通りがわるくなると、電力の消費量が上がり、電気代に影響します。
食材は必要なものだけを買って、すぐに調理して、必要なものだけを保存するようにしましょう。
5.冷蔵庫内の室温は適温に設定する
冷蔵庫は食材の詰め込みすぎと同様に、設定温度の調整で電力消費量が上がったり下がったりします。
暑いときも寒いときも1年中設定温度が同じ人や、必要ないほどにキンキンに冷やしている人は、季節や外気の環境に合わせて、冷蔵庫の設定温度を調整するだけでも電気代を下げることができます。
6.必要のない電気は消す
一人暮らしの場合でも、玄関やトイレの電気をつけっぱなしにしているという人がいますが、基本的に今、必要のない電気はそのつど消すようにしましょう。
それだけでも電気代に影響してきます。
7.必要のないコンセントは抜く
待機電力というのは聞いたことがあるかもしれませんが、コンセントはさしているだけでもわずかな電力がかかっています。
なので、使っていないコンセント、また外出時などには必要のないコンセントを抜くようにすればそれだけでも電気代を節約することができます。
8.テレビは主電源を切る
テレビのリモコンで電源を切った場合、一時的なものなので待機状態になっており、こちらもコンセントと同じで、待機電力が消費されます。
なので、しばらくテレビをつけないときや外出の際などは主電源から切るようにすれば電気代の節約につながります。
9.定期的にエアコンのフィルターを掃除する
エアコンのフィルターにほこりがたまると、エアコンの効きが弱くなるだけでなく、その影響で強い風量が必要になるため消費電力が上がります。
定期的にフィルターを掃除しておくことで、効き目を維持することができ、最低限の消費電力で抑えることができます。
小さいことでも、長い目で見れば何千円もの節約に繋がりますし、ほこりがたまればカビも発生しやすく衛生上もよくありませんので、こまめに掃除するようにしましょう。
10.ティッシュは街頭でもらう
駅前などでよくティッシュを配っている人がいますね。
あれを積極的にもらうようにして、できるだけ買わないようにすれば節約に繋がります。
11.スーパーのタイムサービスを有効的に利用する
自宅のご近所のスーパーの割引タイムを調べておきましょう。
だいたい決まった時間に「何割引」「半額」などのシールが貼られるので、そのタイミングで買い物に行けば食費を節約できます。
12.いきつけのスーパーでは必ずカードを作っておく
今やどのスーパーでも独自のポイントカードなどが発行されていて、ポイントがたまれば割引されたり、また別の買い物に使えたりします。
ついつい、作るのに手間がかかるような気がして作らない人もいますが、数分で作れるので是非とも節約のためにも作っておきましょう。
13.食材を買いに行くときはお腹いっぱいで行く
お腹が減った状態で買い物に行くと、ついつい買いすぎてしまった経験は誰にでもあると思います。
節約のためには、「必要のないものは買わないこと」が鉄則です。
なので、食材を買いに行くときは、お腹いっぱいのときに行きましょう。
14.簡単な野菜は家庭菜園でつくる
意外と「面倒」「難しい」と思われているかもしれませんが、種類によってはベランダのわずかな場所で簡単に作れる野菜も多いので、是非挑戦しましょう。
トマトやきゅうり、もやし、かいわれ大根、ネギ、ナスなどは簡単に家庭菜園できる代表格です。
節約できて、新鮮な野菜が採れて最高ですね。
15.コンビニに行く回数を減らす
何かと便利なコンビニですが、ついつい必要のないお菓子やドリンクなどを買ってしまうときがあります。
そんなとき、週に何回だけコンビニに行ってもいいなどと自分ルールを作って、本当に必要なものだけを買うようにしましょう。
16.飲み物は買わずに節約
日常的に飲むドリンクもですが、俳優活動をしていると、たとえば舞台の稽古場などドリンクを持参するべき現場が多いですよね。
そうしたときに、すべてのドリンクをペットボトルで買っていたのでは結構な出費になります。
お茶などはお茶葉から作るとか、水であれば水道に浄水器をつけてしまえばそのまま水筒に入れて持ち歩くことができます。
これも長い目でみるとかなりの節約になりますので、是非心がけてみましょう。
17.飲み物をまとめ買いする
浄水器を購入したり、自宅でお茶を沸かすなどが面倒であれば、何かと必要な水やお茶などは激安ショップなどでまとめ買いするとかなりお安くなります。
ネットで注文すれば配達もしてくれますので、重いものを運ぶ手間や買いに行く時間も省けます。
18.都内で忙しく動く日は「東京地下鉄1日乗車券」を利用
俳優活動をしているとアルバイト先に行ったり、舞台の稽古場に移動したり、都内で忙しく動く日も少なくありませんよね。
そんなときは、「一日乗車券」を利用すると節約になります。
東京メトロのホームページで「各種一日乗車券」というページがあり、さまざまな条件の乗車券がありますので、その時々の条件で使い分けるのも有りです。
19.都内で移動は自転車シェアリングで節約
東京都内で最近よく見かけるようになった「自転車シェアリング」は、東京都内10区にいくつもあるポートと呼ばれる専用の自転車置き場に貸し出し・返却自由なレンタルサイクルです。
「1回会員」「月額会員」「1日パス」と3つの料金プランに分かれていて、1回会員だと30分150円~利用可能です。
状況に合わせて上手く利用することで、移動費の節約に役立ちます。
20.本もCDもDVDも図書館で無料で借りる
今は図書館でCDやDVDも借りられる時代。
自主映画を撮ったり、舞台の自主公演をする際などには効果音や各種音源まで借りられます。
特に、俳優を目指す身としてはさまざまなジャンルの作品を観て勉強したいところですが、ミュージカルやオペラなどの作品もありますし、当然、すべて無料で借りられます。
たとえば新宿の図書館では「図書資料」「音響資料」「映像資料」などに分かれていて、映像資料では日本映画や芸術といったジャンルまでありますので、映画や舞台映像を見て勉強することも可能です。
毎回違う役柄をするたびに、さまざまな勉強資料を必要とする俳優としては、かなりの節約になります。
21.高額のジムに行くくらいなら区や市の公共施設を利用
俳優は、体力作りや健康維持のためにフィットネスジムに行く人が多いですが、高額のフィットネスジムに行くくらいなら市や区の公共施設を利用しましょう。
たとえば僕は明治座で出演する際には、公演がある日はほとんど毎日、劇場を出たらすぐ近くの「中央区立総合スポーツセンター」で汗を流して帰ることを日課にしていましたし、今でも「新宿区立新宿スポーツセンター」をよく利用しています。
トレーニング室では、民間のフィットネスジムと同じように有酸素系、筋力系のマシンが各種配置されていて、プールも25mの立派なプールがありますが、トレーニングルームと温水プールのセットでも600円で利用できますし、トレーニング室だけなら400円です。
体作りが必要となる俳優にとっては、節約に繋がるとてもありがたい料金設定です。
22.外食の際は「割引クーポン」や「無料クーポン」を利用
友達と外食する際などは、事前に「割引クーポン」などを探しておきましょう。
行くお店が決まっていれば、お店のホームページなどでクーポンを発行している場合もあれば、ホットペッパーなどは随時たくさんのクーポンが発行されていますので、チェックしておくといいでしょう。
「お会計から20%割引」や「1000円引き」などさまざまなクーポンがあり、利用することで相当な節約になります。
23.映画はサービスデーに利用すると格安で観れる
映画館などによって、若干、日程に違いがありますが、どこの映画館でも映画を安くで観れる日があります。
たとえば「TOHOシネマズ」では、
- ファーストデイ
毎月1日は、映画が1,100円
映画の日:12月1日は1,000円 - レディースデイ
毎週水曜日は、女性1,100円 - シニア割引
60歳以上の方は入場料一律1,100円
などが、あります。
映画が安く観れるというのは、勉強のために少しでも多くの作品を観たい俳優にとっては、非常にありがたいサービスですね。
24.「都民半額観劇会」を利用して通常の半額で観劇
「都民半額観劇会」は、都内主要劇場(歌舞伎座、帝国劇場、新橋演舞場、明治座、シアタークリエ、国立劇場など)で公演される舞台を対象に、抽選で半額料金でチケットが購入できる制度です。
こちらの制度を利用して、半額で観劇できれば大きな節約になりますね。
25.不用品は捨てずに売る
節約とは少し違うかもしれませんが、無駄をなくすという意味で、家にある不用品を捨てずに売る(買い取ってもらう)のが良いですね。
ヤフオク!やメルカリなど、オークションやフリマアプリで売るのもいいですし、今は、ネットで簡単に売ることのできる各種買取業者に買い取ってもらうのも有りです。
26.衣装などの消耗品はオークションやフリマで買う
いらなくなった服など不用品を売るのもそうですが、俳優活動をしていると最初は衣装は自前ということも多く、どうしても衣装を購入しなければいけない機会が増えます。
そんなときに役に立つのがやはりヤフオク!やメルカリといったオークションやフリマアプリで買うとかなり安くで購入できます。
27.クレジットカードは使わないor一括払いのみ
給料日前や急な出費の際など、手持ちの現金があまりないときなどにどうしても頼りがちなクレジットカード。
目の前で現金が減るわけではないので忘れがちですが、分割払いやリボ払いは利息がついてきます。
頻繁に利用すればするほど、もちろん利息だけでもかなりの額になります。
1つ1つは小さい額でも、必要のないものは徹底して排除していくことを心がけることで、支出を最低限におさえ、少しずつでも貯蓄していけるようになります。
28.ネットバンクで手数料無料または格安にして節約
楽天銀行やジャパンネット銀行などのネットバンクは、基本的に金利が高く手数料が安いなどの利点があります。
また、同じ銀行同士だと基本的に振り込み手数料などは無料ですし、そもそもの手数料が安いです。
また、月に何回か(一定数)はATM利用料も無料で使えますので、頻繁にお金をおろさなければ実質無料で使い放題です。
ネットバンクの場合は最初からデビットカードなどのクレジット機能がついているカードを発行する場合が多いので、お金をおろす機会自体が必要なくなります。
29.工夫して毎日貯金をする
「500円玉貯金」や「つもり貯金」など続けられる工夫をしながら少しずつでも貯金している人は多いと思います。
その方法は人それぞれで、おもしろいやり方で毎日少しずつ貯金している人もいるので、自分に合ったやり方で365日貯金を始めれば、長い目でみればそうとうな節約にもなります。
30.アンケートに答えて謝礼をいただく
アンケートサイトというのがあって、さまざまな企業や自治体などのアンケートに答えると謝礼としてポイントがもらえ、それを現金や商品券などに換金できます。
アンケートサイトだけではなくて、ポイントサイトやモニターサイトなどを利用して、同じように現金、商品券に換金することもできますので、そういったサイトを利用することで節約に繋がるというか、ちょっとしたお小遣いになります。
まとめ
まだまだ他にもたくさんの節約術があると思いますが、身近なところで今すぐにでも始められそうな節約術をまとめてみました。
よく覚えていない雑費を減らすだけでも、相当な節約になります。
俳優を目指していると、急なオーディションが入ったり、撮影が入ったり、とスケジュールが安定しないことが多々あります。
特に舞台に出演するような際は、稽古に多くの時間をとられますので、思うようにアルバイトができなかったりと、急に生活のうえでの経済状況が厳しくなるときがあります。
いつどんな状況になってもある程度は、耐え抜くことができるように、日頃から計画的に、必要なものだけに出費するように心がけることで、支出をおさえるようにしてしましょう。