こんにちは????
プロの俳優を目指している人は、全国単位で見ると数万人のレベルです。
それだけ多くの人が俳優という職業で食べていきたいと願い、切磋琢磨しています。
そうした中で、他の人よりも必要とされる俳優になろうと思うと、当然、他の人にはない「強み」を持っていないといけないわけです。
そして、それだけ多くの自分と同じ夢を持った人たちと、1つのチャンスを取り合うわけですから、どんなに小さいチャンスでも無駄にはしたくないところですよね。
そこで、今回は、身につけておくと自分が演じることのできる役の幅を、大きく広げてくれる習い事をまとめました。
俳優としての強みになる、おすすめの役立つ習い事という記事で書いた習い事とダブっているところもありますが、今回は「演じられる役の幅を広げる」という点に重点を置いています。
万が一、「自分には特に人より勝っていると言える強みがない」と思う人は、できることから身につけておきましょう。
演じられる役の幅を広げる5つの習い事
ここでまとめた5つの習い事は、一番取り組みやすく、また、多くの俳優が取り組んでいる最低限の5つになります。
もちろん、他の人にない特技は全て俳優としての幅を広げてくれますので、他にも興味のあることはどんどん取り組みましょう。
殺陣
殺陣は、俳優を目指す人であれば、習ったことや取り組んでいる人が最も多い習い事です。
養成所などでもカリキュラムに組み込まれているので、レッスンを受けたことのある人も多いと思います。
せっかくチャンスが回ってきても、殺陣ができない、基本の所作もわからない、刀の扱い方がわからない、という人は当然ながらそのチャンスを無駄にしてしまいます。
反対に言えば、経験が浅く演技に自信がなくても、殺陣ができれば殺陣要員としてでも現場に行くことができます。
実際の現場は、レッスンよりも勉強になります。
先日、映画のキングダムを観ましたが、本当にカッコよかったです。
ああいう作品に出るチャンスさえ、回ってこないということになりますよ(笑)
日本舞踊
これは、特に女優を目指している人は一度は習っておいた方がいいです。
もちろん男性もですが、何より和装での立ち振舞いなど、姿勢や所作から違ってきます。
所作など、体の使い方は見るだけで身につくことはないので、経験としてでもいいので、一度は習ってみることをおすすめします。
着物を自分で着ることができない人は、それは今すぐ自宅でも練習することができるのでやっておきましょう。
着付け教室に行って基礎を習うのもいいかもしれません。
舞台などでは、自分で着物を着ないといけないときが必ずあります。
そんなときに自分で着れなければ、「できない俳優」というレッテルが貼られますし、最悪、役を外されることだってありえます。
今では少し優しくなったとは言え、東映などの撮影所でも衣装さんに着物を着させてもらうときに、着物の着方を知らない俳優はよく怒られます。
「自分で着る着方」「衣装さんに着させてもらう着させてもらい方」があって、僕も着物を着させてもらうときに勝手に動いたりして怒られた経験が何度もあります????
最低でも、自分で調べてできる範囲は勉強してから現場に来い。と。
当然ですね????
なので、自分で着物が着れない人はYouTubeなどでも着物の着方の動画がありますので、最低限のことは勉強しておきましょう。
ジャズダンス
ダンスなんて踊るつもりはないから、自分には関係ないと思った人も多いでしょう。
僕も、そう思っていました。
でも、ミュージカルの舞台に出演するようになって半ば強制的にレッスンを受けさせられました。
そして今、すべての俳優が一度は経験すべきだと思っています。
日本舞踊と同じで、姿勢や立ち振る舞いなどの、見栄えが全然違ってきます。
もちろん、ミュージカルだけでなく普通の現代劇でも、映像でも、同じです。
ドレスアップした女優などを連想してもらえばわかりやすいかもしれませんが、皆さん立ち姿が美しいですよね。
自分の体の使い方を練習することで、ただ立っているだけでも美しい姿勢を保てるようになります。
綺麗に立てる人が猫背の演技をすることができても、普段から猫背や姿勢のわるい人が綺麗に立つことは非常に難しいです。
これも、見て覚えられるものではなく、体の使い方を身につけないといけないからです。
体の使い方などをもっと深く勉強したければクラシックバレエがすべての基礎ですので、習ってもいいかもしれませんが、少し専門的過ぎる面があるので、演技や日常的に生かす為であればジャズダンスが一番合っていると思います。
現代アクション(立ち回り)
スタントマンやアクションスターを目指すのでなければ、そこまで専門的に学ぶ必要はないかもしれませんが、男性は特にアクションシーンのある作品に参加する機会も多いですし、女優でも舞台などではアクションが必要になることもあります。
アクション1つとっても、「見せ方」があるので、それを知っている人と知らない人では、見応えや見栄えが全然違います。
これには見せ方の技術と、体の使い方(動かし方)が必要なので、これも見ただけでできるようになるものではありません。
せっかくチャンスが回ってきても、体が使えないだけで役を外されたり、シーンをカットされたりしたらショックですよね。
なので、見せ方と体の使い方の基礎くらいは学んでおいた方が、役の幅が広がりますよ。
乗馬
乗馬は、必要になる機会は少ないかもしれません。
でも、乗れなければ最初からできる役の幅を狭めてしまいます。
先日、キングダムを見てきたと書きましたが、馬のシーンも圧巻でした。
少ないようで意外と乗馬を必要とする作品は作られています。特に映画では。
でも、他の習い事に比べて、バイト帰りにレッスンに行って・・・というような感覚で学べるものではないので、なかなか取り組めていない俳優も多いです。
だからこそ、そこがチャンスですね????
そんな中で、馬に乗れるようになっておけば、それだけで人より少しリードすることができますし、乗馬が必要な役が回ってきたときに自信を持って手を挙げられますよね。
まとめ
俳優を目指す人のほとんどが「どんな役でもやります!!」と意気込みを語ります。
でも、残念ながら「どんな役でもできる人」は多くありません。
ここでまとめた習い事は、必須ではありません。
が、それを身につけた人と身につけていない人では、確実に演じられる役の幅が大きく違います。
自分と同じ夢を持った人は、ものすごい人数だということ。
そして、自分が考えている以上に本気度MAXの人がいるということを頭に入れておきましょう。
そうした人たちの中で、頭1つ飛び出して、必要とされる俳優になるために、自分は何ができるのかを考えて行動していきましょう✊
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