突然ですが、学校選びって難しいですよね。
こちらの記事でも書いている通り僕は養成所出身なのですが、今回ヒューマンアカデミーさんの詳細を紹介しようと思い調べていたら、自分が養成所を選んだ時のことを思い出しました。
「ちゃんと馴染めるのかな…」「自分に合ってるのかな…」とすごく悩みました。
専門学校となると養成所よりももっと学費がかかるので尚更ですよね。
そんな数十年前のことを思い出しつつ卒業生などにも話を聞いて徹底的に調べたヒューマンアカデミーさんのカリキュラムや学費などの詳細についてご紹介します。
■ヒューマンアカデミーとは
ヒューマンアカデミーのホームページ
ヒューマンアカデミー15のカレッジ
- パフォーミングアーツカレッジ
- マンガ・イラストカレッジ
- ゲームカレッジ
- デザインカレッジ
- ITカレッジ
- シナリオカレッジ
- e-Sportsカレッジ
- ヘアメイクカレッジ
- ファッションカレッジ
- ミュージックカレッジ
- スポーツカレッジ
- フィッシングカレッジ
- バスケットボールカレッジ
- チャイルドケアカレッジ
- ビジネスカレッジ
その中で、俳優を目指すのであればパフォーミングアーツカレッジの中の「俳優専攻」を選択することになります。
ちなみに、俳優を目指す人は、ヒューマンアカデミーの総合ホームページとは違うのでパフォーミングアーツカレッジのホームページ
パフォーミングアーツカレッジは開校以来19年の歴史を持ち、現在の在籍学生数は2000名以上です。
パフォーミングアーツカレッジの中には、声優専攻、俳優専攻、タレント専攻、2.5次元俳優専攻、芸能ビジネス専攻があります。
- 声優専攻
- 俳優専攻
- タレント専攻
- 2.5次元俳優専攻
- 芸能ビジネス専攻
各カレッジや専攻の詳細は、ホームページで確認してください。
ここでは、俳優専攻についてご紹介します。
・ヒューマンアカデミーは専門学校ではない
実はヒューマンアカデミーは正式には専門学校ではありません。
何が違うかと言うと「認可されているか、いないか」という違いです。
専門学校で言う認可校とは私立は都道府県知事、公立は教育委員会、国立は文部科学大臣が認可している学校のことですが、ヒューマンアカデミーはこれらの認可を受けていません。
ただし、認可「してもらえない」のではく、あえて「認可申請をしていない」学校です。
実は一般的には専門学校だと思われている学校でも「無認可校」というのは多いです。
それは申請しても通らないからではなく、運営側に対するさまざまなルールと学校側の運営方針の違いがあるからです。
専任講師の数が決められていたりとか、時間に対するルール、講師に対してのルールなどの相違によって、あえて無認可校として運営している学校は多いです。
学生さんに関わってくる大きな違いと言えば「専門士」の資格が与えられないということです。
つまり履歴書などの「学歴」として記載できないということになります。
学歴自体は「専門学校卒」とはならず「高卒」となります。
でも、無認可校だからこそ講師の選出の自由やレッスン項目、時間の自由度が幅広いという面もあったりするのでどちらが良い悪いという話ではありません。
・全国各地に16校
ヒューマンアカデミーは日本全国に校舎があることが1つの強みです。
自宅から通える校舎を選択することができるので、地元を離れ上京するのが厳しい人なども安心して通うことができます。
全国のヒューマンアカデミー札幌校/仙台校/柏校/大宮校/新宿校/横浜校/富士河口湖校/静岡校/名古屋校/京都校/大阪校/神戸校/広島校/北九州校/ 福岡校/鹿児島校/那覇校
・ライフスタイルに合わせて学び方いろいろ
ヒューマンアカデミーでは、「全日制」の他に「通信講座」「夜間・週末講座」「海外講座」と、4つの学び方から自分に合った学び方を選択することができます。
これにより定職を持っている人や、大学などその他の学校に進学されている方も並行して学ぶことができます。
全日制・・・ 平日昼間にガッツリ
全日制では主に平日昼間に最大で週5日通うことができます。本格的に学びたい方におすすめです。
通信講座・・・ お家にいながら
通信講座では自宅で好きな時間に学ぶことができます。
夜間週末講座・・・ 週1から気軽に
夜間週末講座では最短3ヶ月週1回から平日夜間や土日に通うことができます。大学生や社会人の方におすすめです。
海外留学・・・ 短期で海外へ
最短一週間から海外留学ができます。また1年以上の長期滞在進学も可能です。
・俳優専攻のカリキュラム内容
俳優専攻の主要カリキュラムは以下になります。
主要カリキュラム
- 演技基礎
- 表現基礎
- タレントスキルⅠ・Ⅱ
- 俳優演技Ⅰ・Ⅱ
演技基礎では行動やセリフを分析し、より効果的な表現方法を学びます。
そして表現基礎では、内面の言葉やイメージを意識的に想像することによって、心の動きを視覚的・聴覚的に表現する方法を学びます。
タレントスキルⅠ・Ⅱでは、いかなる局面においても柔軟に対応できる瞬発力やセルフプロデューススキルを身につけます。
俳優演技Ⅰ・Ⅱでは、戯曲や創作台本を使用して共演者と観客を意識しながら舞台のワンシーンを作り、後期ではドラマの脚本を使って実際に撮影した映像で自分の演技を振り返り分析します。
パフォーミングアーツカレッジには、他にも声優専攻、タレント専攻、2.5次元 俳優専攻、芸能ビジネス専攻がありますが、2.5次元俳優専攻では、2.5次元俳優を目指すための充実したカリキュラムを専門的に学ぶことができ、芸能プロダクションだけでなく舞台をメインとした劇団所属も目指すことが可能です。
2.5次元専攻の主要カリキュラム
- 殺陣
- ヴォーカル応用
- 公演制作
■ヒューマンアカデミーの強みは?
ヒューマンアカデミーの強みは何と言ってもオーディションの数の多さですね。
・オーディションの数が業界一!?
ヒューマンアカデミー限定の《ドラフトオーディション》では、合計で90社以上の芸能事務所が参加して1日に多数のオーディションを受けられるという画期的なシステムです。
しかも書類審査なしで希望する学生全員が参加することができるので、多くの学生が事務所所属とデビューを実現しています。
卒業生で事務所所属が決定している人がたくさん紹介されています。
※資料にはたくさんの所属決定者のインタビューなども載っているので、無料で郵送してもらえるので一度確認してみることをおすすめします。
ドラフトオーディション以外にも 学内事務所オーディションなどもあり、 年間を通じて 本当にオーディションの数が多いですね。
芸能事務所へ所属するチャンスに恵まれているというのは最大の強みであり魅力でしょう。
これは、長年の実績の中でヒューマンアカデミーが築いてきた芸能プロダクションとの信頼関係があってこその独自システムと言えますね。
ちなみに協力プロダクションの一覧が掲載されていますが、絶対入りたいような大手の芸能事務所がズラッと並んでますよ。
・充実の舞台公演
そしてヒューマンアカデミーでは主要カリキュラムの他に、2年間の在学中に4回の舞台公演を経験する機会に恵まれています。
1年次中間発表
一年次修了公演(進級公演)
2年次中間発表
卒業公演
当然、プロダクションなどの業界人にも観てもらえるので1回1回の舞台も全て自分をアピールできる大きなチャンスですね。
舞台設営、音響、照明、運営、出演、、、全てを経験して最終的にプロの現場でプロと創る卒業公演を経て、芸能の世界に羽ばたいていくというカリキュラムです。
・Wマネジメントシステム
ヒューマンアカデミーでは学内マネージャーと業界マネージャーという2人のマネージャーによるダブルサポートで、希望者全員のデビューを全面的にバックアップしてくれるという心強いサポート体制があるのも魅力です。
卒業生:その代わり、徹底指導なのでマナーなどにかなり口うるさく言われましたよ。
・オリジナル評価シート
あと、自分でもちょっと使ってみたいと思うのが「オリジナル評価シート」ですね。
俳協(※「東京俳優生活協同組合」という東京都に認可を得た生協法人)で理事長を長年務められた田代利之氏の監修による自分自身を評価するためのシートです。
全20項目の5段階で評価して適切なフィードバックを行うので徹底的に自分の課題や欠点を改善していけるようです。
・毎週、現役の業界人の生の声を聞ける
ヒューマンアカデミー独自のスペシャルカリキュラムとして、毎週、芸能プロダクションの代表や現役プロデューサーなど芸能関係者を講師として招き、業界の今を学ぶチャンスに恵まれています。
他にも、通常のカリキュラムだけではなく全国の校舎で現役で活躍する声優や俳優がヒューマンアカデミーのためだけのワークショップを開催して特別レッスンを行ってくれるようですね。
実は❣️
新しいチャレンジをしています。
生徒の皆さんが真っ直ぐで、その真っ白さがいかに素敵なのかを彼らに伝えたいです。
失くさないで欲しいな。
私が経験した事が、何か少しでもお役に立てるならば、私にとって最高に喜ばしい事です。#ヒューマンアカデミー#京都校 https://t.co/0eWDGqegaS— 菊地美香????StayHome???? (@kikuchi_mika) August 29, 2019
本日の講演会、起こしくださった方々ありがとうございました!少しでも来て良かったと思って頂けたら嬉しいです(*T ^ T*) そしてヒューマンアカデミー宇都宮校様ありがとうございました!! pic.twitter.com/qJDyQu1fTo
— 一葵さやか【MMR②6/1発売】 (@ituki_sayaka) February 9, 2019
■ヒューマンアカデミーの惜しい点
ネットでの悪い評判については実際に調べて別の記事でまとめましたが、一番多かったのが電話の対応が良くないというものでした。
対応というか、オープンキャンパスに参加したり問い合わせしたあとに結構電話がかかってきて積極的に勧められたというような口コミが多かったです。
これに関しては実際の卒業生などにも確認しましたが、確かに入学する前の段階ではそういった電話が多かったという話しもいくつか確認できたので、その口コミは事実のようです。
ただ、案内の電話をかける担当者は講師ではないので、入学してから関わることはないため、実際に通った人や卒業生からの悪い評判というのはほとんど見つかりませんでした。
他の卒業生に聞いた話では、
教育熱心な人はいるので、担当マネージャーや講師が厳しく感じる人はいるかもしれません。もちろん人によりますし常識の範囲内ですが。
こういった意見もいくつかありました。
■活躍している卒業生
大和田仁美(青二プロダクション)/伊藤節生(AIR AGENCY)/小原好美(大沢事務所)/小林大紀(81プロデュース)/水島麻理奈(太田プロダクション)/笹川あさひ(プロダクション・タンク)/中村悠希(ジェイズプロデュース)
など他多数
まだ在学中で既に事務所所属が決定した人や、作品への出演デビューを果たした人などもたくさんいます。
そういった人の体験談(たとえばオーディションや、自己PRで苦労した点)など、今のあなたに最も近い視点からの参考意見や体験談が語られていますよ。
全て在学中に芸能事務所に所属が決まった人たちです。
■俳優専攻の学費
ヒューマンアカデミー、パフォーミングアーツカレッジ俳優専攻の「定員」「入学金」「授業料」について、まとめます。
定員 40名
入学金 300,000
授業料 920,000
施設費 250,000
諸費用 130,500
――――――――――
初年度計 1,600,500
※教材・実習費、検定料については別途(正式な費用については3月に決定のため増減の可能性あり)
参考:昨年度(教材+実習費+検定料) 220,000
他のいくつかの専門学校の学費や入学金も確認しましたが、同じくらいの学費がかかる専門学校もいくつがありますが、全体の中で特に安いということはないですね。
ただ、設備や環境、チャンスの数という視点から言うと、オーディションの数や規模は圧倒的に多いのでヒューマンアカデミーの学費が特に高いという印象もありません。
・入試の制度
入試については、4通りの方法があります。
- AO 入試
- 学校推薦入試
- 自己推薦入試
- 一般入試
入試の方法によって入学までの流れが違ってきますので、自分が受ける方法によって、入学までの流れを必ず確認してください。
入試の際には、どの方法も「選考料」として30,000(税込)かかります。
■まとめ
ここに全てを書ききることは難しいですが、ヒューマンアカデミーの俳優専攻で大事にしている3つのポイントとカリキュラムの内容などを照らし合わせてみても非常に整った環境のように感じます。
- 実技中心の授業時間配分
- 幅広いジャンルの演技をこなす
- 大手プロダクションとの太いつながり
俳優の演技というのは数学の勉強のように方程式に従って問題を解くのとも違いますし、英語のように単語を暗記するようなものでもないので、座学を控え体の使い方や心の動きを重視した実技の授業に特化しているところがいいですね。
そして、これもすごくいいなと思うのは 一つのジャンルにこだわらずミュージカルや舞台、映画などあらゆる分野で対応できる演技力を身につけることを目的としていることです。
ここには書ききれない特典などもたくさんありますので、興味があればまずは資料請求などして詳細を確認していただくことをおすすめします。(送料などもかかりません)
資料の特典として「かんたん体験動画」などもついているのでいろいろな動画を見ることができますし今後いろんな場で使える嬉しい特典もついてますよ。
書類審査から入室の仕方、自己PR、実技審査、質疑応答に至るまで詳しく書かれているマニュアルなので他のオーディションでも使えますね(笑)