こんにちは????
今回は、エキストラとして撮影に参加する方法をシェアしたいと思います。
主にフリーの俳優として活動しようと考えている人向けの記事になります。
または副業や趣味で、という人向けですね。
俳優を職業にしたいと考えているのであれば、あまりエキストラ専門で撮影現場に行くことは積極的にはおすすめしないのですが、やはり、コンスタントに撮影現場の空気を感じておくことはとても大事なことだと思っているので、そうした意図でおすすめしたいと思います。
なので、撮影現場の空気に「慣れに行く」という感覚で、トライしてみてください。
記事の後半で、募集情報の調べ方やエキストラ事務所などもご紹介します。
エキストラとは?
まず、エキストラ=「素人」のような考えをしている人がたまにいますので、誤解のないように言っておきますと、エキストラだからといって全てが一般応募の中から選ばれているわけではありません。
芸能事務所に所属していても、エキストラとして参加している俳優も大勢います。
特にかけだしの俳優や新人俳優は、まずは現場の空気や、俳優としての仕事の雰囲気に慣らすためにエキストラとしてどんどん現場に行かせる事務所もあります。
でも、地方ロケなどで実際に現地の住人の方々がエキストラとして参加している映画などもたまにあります。
そもそも、エキストラとはどういう人のことを指すのか?
基本的には、主役・脇役・端役など以外の通行人や群集など、物語で重要性の少ない役を演じる出演者の事を全般的にエキストラと呼びます。
テレビドラマや映画などの映像作品分野では、通行人、群集など物語で重要性の少ない役を演じる出演者の事。必ずしも職業俳優が演じるわけではない。日本の映画業界では、「仕出し」、古くは「ワンサ」とも言う。
群集シーンなど、多人数が登場するシーンで、主役・脇役・端役など以外の出演者は、通例エキストラである。
引用 Wikipedia
なので、芸能事務所に所属していても未経験から始めたばかりの俳優などはほとんどがエキストラを経験しています。
それでは、エキストラで撮影現場に参加する流れを知っておきましょう。
映画やドラマにエキストラ出演するまでの流れ
エキストラとして映画やドラマに出演するには、いくつかの方法があります。
- エキストラ専門の事務所に登録して仕事をもらう
- 一般応募などの情報をチェックしてその都度、応募する
- フジテレビクラブなどの会員になりTV局が直接募集する情報を待つ
専門のエキストラ事務所などでは、多少のギャランティ(出演料)などが出る案件が多いので、趣味を兼ね備えたアルバイトとして所属や登録している人が多いです。
主なエキストラ事務所は記事の下部でご紹介していますので、よろしければご自身の目で見てみてください。
一方で、一般応募で募集されている場合などは、ボランティアエキストラの募集などが多く、基本的には「無償」ということも多いですね。
東京エキストラNOTESなどをチェックしていれば、様々なエキストラ募集情報などが掲載されています。
あと、TV局が直接エキストラを募集していたりしますので、そちらもチェックしておけば情報収集できますね。
フジテレビクラブなどが有名ですが、TBSでもボランティアエキストラなどは随時募集されていますし、他のTV局でも随時募集はしていなくても、必要なときに募集をかけていたりしますので「日テレ エキストラ」などのキーワードで情報をゲットしましょう。
ただ、TV局のエキストラ募集も、基本的には「無償」がほとんどです。
参加特典として、ボールペンやTシャツなどの記念品がもらえたりする場合はあります。
趣味でエキストラがやりたいという人にはおすすめですが、俳優として生計を立てていきたいという人には、がっつりエキストラ事務所などに所属したり登録したりすることは、個人的にはあまりおすすめしません。
冒頭でも書いた通り、現場の空気や仕事の雰囲気に慣れるためであったり、勉強のためという目的があって積極的に参加するのはおすすめしますが、あくまでも「役付き」のキャストとしてやっていくのが目的であれば、それを忘れないようにしましょう。
エキストラ出演の際に必要な持ち物
エキストラ出演にあたって必要な持ち物は、基本的には募集要項などにあらかじめ記載されていますので、そこで指定されたものを忘れずに持っていくようにしましょう。
ただ、本当に衣装も持ち物も「自由」で特に指示もない場合もありますので、その辺りはその時々で臨機応変に対応すればいいと思います。
ただ、これは絶対ではないですが、個人的には身分証明できるものは持っておいた方がよいと思います。
撮影現場は慌しいことが多いので、エキストラの管理状況が必ずしも良いとは限りません。
エキストラキャストに対して、スタッフも誰が誰でとか、しっかり把握していない場合も多いです。
万が一、現場で体調を崩してしまったりした場合や事故やケガをしてしまった場合にも、自分がどこの誰でというのがいち早く伝達されるように身分証だけは持っておいた方がよいと、個人的には思います。
エキストラのギャラ(出演料)や待遇について
映画やドラマなどにエキストラ出演した場合のギャランティ(出演料)については、作品によりまちまちです。
最近では、ボランティアエキストラ案件も非常に多いので「無償」の場合も多いです。
業界用語?で食事のことを「あご」、交通費のことを「あし」と言ったりします。
「あごあし付き」などと言われれば、弁当などの食事と交通費は出ますよということです。
ですが、エキストラの場合、ギャラはもちろん交通費すら出ないという場合も多いですのでそれは頭に入れておきましょう。
ギャラの代わりに記念品を頂ける場合が多いですね。
ただ、エキストラ事務所などで仕事として募集される案件には、額は様々ですが交通費などの謝礼が出ることも多いですね。
ですので、アルバイトとして、エキストラで少しでも稼ぎたいという場合は、エキストラ事務所などに登録して仕事を受ける形がいいかもしれません。
ただ、こちらのサイトでは、俳優を職業にしたい人を対象に記事を書いていますので、後々、プロの俳優になりたい人は、あまりエキストラ事務所などに登録したり所属することはおすすめはしません。
あくまでも、現場の空気に慣れておくため、そして勉強のためといった形で、俳優になるための目的を持って参加することをおすすめします。
特に、撮影現場に行った経験が少ない人などは、単発でもいいので、現場に行ける機会は増やした方が良いと思います。
勝手が知らない場よりも、少しでも勝手がわかっている方が、後々、セリフ付きの役をいただいて現場に行った際などにも落ち着いて演技できるのは間違いないので。
エキストラ事務所や募集情報源のご紹介
まず、TV局が直接募集しているエキストラ案件を探す場合はこちらから探せます。
フジテレビクラブの場合は、無料の会員登録さえしておけば、興味のある案件に応募可能になります。
こちらはエキストラ案件だけではなくて、番組観覧応募などもありますので、TV番組の収録現場などの空気を知りたい人や感じてみたい人も、応募してみるのも有りですね。
TBSの方は完全にボランティア・エキストラですが、こちらは会員登録などなしで応募はできますので、興味のある案件があれば各募集案件ごとに応募フォームがありますので、注意事項を熟読のうえ、必要事項を記入し応募してみてください。
次に、一般的応募している様々なエキストラ募集案件を調べたい場合は、「〇〇 エキストラ 募集」など、お住まいの地域名を入れて検索すればいろいろな募集情報が出てきます。
東京の場合は「東京エキストラNOTES」というサイトで様々なエキストラ募集案件が掲載されていますので、こちらをチェックしているだけでも十分な情報が得られます。
※地方ロケの案件もありますので東京だけとは限りません
無償のボランティアエキストラ案件が多いですが、中にはお弁当が出たり、交通費が出たりする案件もあったりしますので、各募集内容を細かくチェックして、興味のあるものがあれば応募してみましょう。
ここからは、エキストラ事務所のご紹介になります。
俳優を職業にしようと考えている人にはあまり積極的におすすめはしていませんが、中には、通常の芸能事務所が、エキストラ案件に対してだけ、専門のエキストラスタッフを募集しているような場合もありますので、そういう事務所であれば、後々、エキストラスタッフから所属タレントに移動が可能な場合もあります。
例えば芸能事務所の「ティーアッププロモーション」さんなどは、普通に芸能事務所ですが、本格的に芸能活動したい人とは別に、エキストラスタッフ枠を持っていて、そちらでエキストラ案件などを扱っています。
こういう事務所であれば、本格的に俳優を職業にしたいと考えている人でも、まずはとっかかりとしてエキストラとして登録してみるのは有りですね。
このように、随時募集されています。
【経験不問】エキストラスタッフ募集!芸能界でバイトしませんか?
念のため、ホームページもチェックしてみてください。
そして、最後にエキストラを専門的に扱っている事務所を一挙ご紹介しておきます。
ほとんどがギャランティありの案件になりますので(額は様々で、基本は低額です)、エキストラをやるのが目的の人や、アルバイト代わりに考えている人にはいいかもしれません。
くれぐれも俳優を職業にするのが目的の人には、積極的にはおすすめしません。
※フリーで俳優活動している人には積極的に撮影現場に行くことをおすすめしますが、その場合は、一般応募やTV局直接案件、またはさきほどご紹介した「ティーアッププロモーション」や、下記でご紹介する「芸優」のような芸能事務所(エキストラ専門ではない)をおすすめします。
●アーネストプロダクション
●アプローズ
●イヨクマン
●CASTY-キャスティ-
●キャラJOB
●クロキプロ
●芸優
●芸プロ☆FLT
●古賀プロダクション
●Storm Rider~ストームライダー
●ティーアッププロモーション
登録料が必要な事務所や、登録説明会を受ける必要がある事務所などがありますので、応募の際は内容をしっかりと確認するようにしてください。
エキストラ募集情報の簡単な調べ方
本気で俳優を職業にしたいと考えている人には、エキストラ専門の事務所に所属したり登録するよりも、単発でも、TV局が直接募集しているものや一般募集している案件を探すことをおすすめしますが、簡単な情報の集め方があるのでシェアします。
Google アラートで簡単に情報をまとめて収集する方法ですが、こちらのオーディション情報を一瞬でまとめて収集する方法をご紹介した記事の内容がそのまま使えます。
上記の記事の中では、登録するキーワードを「オーディション」にしていますが、それを「エキストラ」にするだけで、同じように「エキストラ」に関わる情報を一気にまとめて収集することが可能になります。
まとめ
まだ自分が、舞台俳優を目指すのか?映画俳優を目指すのか?それとも主にTVドラマなどで活躍したいのかハッキリしていない人は、映像の現場にしろ、舞台の現場にしろ、とにかくいろんな経験をしてみることが大事です。
今回の記事では、映像の現場のエキストラについて書きましたが、舞台なども出演しなくてもボランティアスタッフなどは随時募集していますし、とにかく、いろんな現場を見て、空気を感じて、自分がどこを目指したいのかを定めるとっかかりを掴みましょう。
それから、フリーで活動している(または、これから活動する)俳優にとっても、現場の空気をコンスタントに感じておくのは非常に大事なことだと思います。
なので「エキストラかよ~」と思わずに、「意識を高めるため」「緊張感を保つため」「勉強のため」と割り切って、積極的に撮影現場に参加する機会は作りましょう。
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