- 芸能事務所ってどこがいいのかな?
- 芸能事務所ってどうやって選べばいいの?
- どうすれば芸能事務所に入れるのかな・・・
こんにちは????
これから俳優を目指そうという人にとって、どの芸能事務所を選択するか(オーディションを受ける)、これは大きな問題ですよね。
まだこれからの人にとっては全くの未知の世界ですし、既に俳優として活動している人にとっても、今後の俳優活動の方向性を決める大きな転機になります。
そこで今回は、あなたの目的に会った事務所を選ぶために注意するポイントをお伝えします。
■芸能事務所にもいろんなタイプがある
別の記事で1番おすすめする芸能事務所なども紹介していますが、まず、芸能事務所と言っても、ほんとにいろんな事務所があります。
大きな区分で言えば、大手の芸能事務所のように、映像でも舞台でも、その他のイベント事などでも、幅広くどの分野でも仕事がある事務所もあります。
かと思えば、映像の分野にはそこそこ強いけど舞台関係には弱い、または反対に舞台関係の仕事は多いけど、映像の仕事はほぼない事務所などもあります。
つまり、それぞれの事務所によって、仕事の内容にも差があるんですね。
細かいことを言えば、同じ映像の仕事でも、しっかりと映画やドラマなどの中で1人の「役」としての仕事が多い事務所もあれば、「エキストラ」専門、または「再現ドラマ」が主になっている事務所などもあります。
それぞれの事務所によって特徴や特色がありますので、あまり細かいことを言っても始まりませんが、自分が進みたい方向性の事務所かどうかだけは注意しておく必要があります。
とは言え、特にこれから俳優を目指そうという人は、全くの未知な世界ですから注意するにも何を注意すればいいのかさえわからないと思います。
なので、今の段階では「ふうん、なるほど、芸能事務所っていろんなタイプの事務所があるんだな」ということだけ、情報として頭の片隅に入れておいてください。
■目的にあった事務所を選ぶポイント
まず何よりも先に、あなたが目指す「俳優像」は明確になっていますか?
そして、俳優になる「目的」も明確でしょうか?
その2点が明確になっていないと、これから先、何を基準に選択すればいいのかわからない状態なので、まずは、あなたが目指す未来の「俳優像」と、俳優になって何がしたいのかという「俳優になる目的」。この2つだけは明確にしておいてくださいね。
まだその辺りが明確でない人は、「俳優になる夢を実現する確率を大幅にアップする目標設定方法」や「俳優になってどうする?本当の「目的」に気づく方法」という記事を参考にして、最初に「俳優像」と「目的」を明確にしてください。
既に俳優活動をしていて事務所を移籍しようと考えている人も、俳優人生の中での大きな転機となりますので、もう一度自分が俳優になる「目的」と目指している「俳優像」をここで見つめなおして、気を引き締めるのはとてもいいことだと思いますので是非おすすめします。
・目指す方向が、同じ方向を向いているか?
自分に合った芸能事務所を選ぶ上で、その事務所自体が目指している未来のビジョンと、未来のあなたの「俳優像」が同じ方向を向いているか、というのが1つの判断ポイントになります。
どういうことかと言うと、例えばあなたが映画やTVドラマなど映像の仕事を主体とする俳優になりたいと思っているのに、映像の仕事があまりない事務所では、あなたの描く「俳優像」はイメージしにくいのではないでしょうか?
もちろん仕事の案件だけではなく、マネージャーなど事務所スタッフとの意思疎通の問題も大きく関わってきます。
あなたが、「映画の主演をやるくらいの一流の俳優を目指したい」と考えていても、事務所によっては「端役でも仕事があればそれで十分」だと考えている事務所だってあります。
いわゆる「売れっ子」がいないような芸能事務所では、そもそもが映画やドラマで主役をはったり、主要キャストとして出演するような俳優がいないため、最初から主要な役は「狙ってもいない」場合もあります。
もちろん、端役であっても仕事がいただけるのはありがたいことですし、1つの作品において主役でも端役でも、どちらも大事な役割を担っていることに変わりはありません。
ただ、あなたと事務所、またはマネージャーとの間で、どこを目指すのかといったような方向性や考えが共有できていなければ、なかなかあなたが目指したい道を進むことは困難です。
そうしたすれ違い中では、未来の自分の姿をイメージしにくくなりますよね。
方向性の違いや目的のズレを防ぐために、注意して事務所を選ぶことが大事です。
・まずは所属している俳優をチェックする
事務所と自分の方向性の違いを防ぐために、気にしておくポイントはどこかを説明します。
まず一番は、そこに所属している俳優をチェックしてみましょう。
そこに所属している俳優がどんな仕事をしているかをチェックすることによって、仮にその事務所に所属した場合に、どんな仕事が多そうかが想像ができます。
既にTVや映画などで見たことのある俳優が所属していれば話は早いですよね。
ただし、エキストラで出演した場合などでも出演歴に「〇〇〇出演」などと掲載している芸能事務所も多いので、よく知らない俳優ばかりが所属している場合は少し注意が必要です。
その出演していたとされる映画やドラマなどのHPなどをチェックして、どのような役柄で出演されていたのかなどもチェックしてみることをおすすめします。
・一般公募のオーディションがあるか?
ホームページなどで事務所の会社理念や経営方針などが書かれている場合は必ずチェックして、自分が目指す方向性とマッチしそうかどうかもチェックしましょう。
そして、大事なことですが、一般オーディションがあるのかどうかが重要ですね。
特に大手の芸能事務所などでは、スカウトや紹介でしか所属できない場合もあります。
ホームページなどにオーディションの有無情報が掲載されていればいいですが、掲載されていなくても、どうしても所属してみたい事務所があれば、勇気を出して問い合わせてみましょう。
なかなか勇気のいる行動ですが、これからのあなたの俳優人生を決める大事なことなので、当たって砕けろの精神で勇気を振り絞って問い合わせてみましょう!
そして、一般オーディションが開催されているようでしたら、手順に従ってオーディションにトライしましょう。
また、芸能事務所主催のワークショップなどを開催されている事務所もありますので、そうした情報をチェックしておいて、受けてみるのも1つの手ですね。
芸能事務所も新たな人材に出逢える機会を常に求めていますので、直接会える機会というのは、どんな形でも俳優にとって大きなチャンスだと考えましょう!
・その他のチェックポイント
他にも細かいことを書き出せばキリがないですが、ホームページなどの情報からだけではそれほど深くはわかりませんので、後は直接問い合わせるか、実際に面談などで確認することになります。
上記以外にも気にしておきたいのは、営業方針や育成環境などは重要です。
事務所によっては、所属してしまえば、あとはオーディションが入ってきたときなど、主要な用事があるときだけ連絡が来て、基本的には「待ち」の状態が続く事務所もあります。
反対に、事務所やマネージャーから事あるごとに呼び出されて、TV局や各プロデューサー、監督などに、ご挨拶などに連れて行ってくれ、顔繋ぎの場を作ってくれるなど積極的な営業方針の事務所もあります。
もちろん、プロフィールなどを送付するだけでなく、直接ご挨拶させていただけたりした方が仕事に繋がる可能性はぐんとUPすることは間違いありません。
そうした営業方針の他には、育成方針も非常に大事です。
これは特に大手の芸能事務所などに多いですが、演技力を高めるための各種レッスンはもちろん、芸能人や俳優としての素養や自覚、心構えなどといったメンタル面も積極的に教育してくれる事務所もあります。
どんな仕事をするうえでも、技術面だけでなく、そうした「意識」や「思考」というのもとても大事なことなので、そういった面の教育がしっかりとされている芸能事務所というのは非常にありがたいですね。
後々、あなたの俳優人生において大きな意味を持つことは間違いありませんので、是非ともチェックしておきたい項目です。
■事務所と長く付き合うために良好な関係を築くコツ
一般公募のオーディションなどで、直接、事務所関係者と会える機会に恵まれたときに意識しておきたいポイントです。
俳優にとって、所属する事務所との関係は、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、仕事の中での「結婚」のようなものだと思います。
一度所属すると、よほどのことがない限りころころと事務所を変えることはないので、末永いお付き合いが前提となります。
ですので、できる限り後になって「思っていたのと違う…」といったトラブルになることのないように、最初から良好な関係を目指すべきです。
所属するということは、ある意味、身内になることでもあります。
最近の芸能界では、芸能人の個人的な軽率な行動による不祥事なども多く取りざたされていますが、賠償問題になった場合など、全ては所属事務所にも責任や迷惑をかけることになってしまうという関係です。
なので、最初からできるだけ自分のことを包み隠さないことが大事です。
最初はどうしても、その事務所に入ることが「目的」になってしまって(大手であればなおさら)、わるく言えば猫をかぶってしまうこともあるかもしれません。
でも、できるだけ自分の意思や考えなどは最初から包み隠さず話すようにしましょう。
その上で、同じ方向に向かって手を取り合って歩んでいければ最高ですよね。
☝️どんなジャンルで、どんな仕事をする、どんな俳優になりたいのかなど、自分の意思や考えはしっかりと伝えよう!
■まとめ|最終的には事務所ではなく自分自身のブランディング
今回の記事では、事務所選びの簡単なポイントを説明しました。
あと最後に大事なことは、所属する上で料金がかかる場合などは、何に対してどのくらいかかるのか?などしっかりと確認しておきましょう。これは大事です❗️
仕事の幅や育成面、そして信用・信頼面などを踏まえ、できることなら名の通った大手の事務所にトライすることをおすすめしますが、大手の場合は一般オーディションを開催していない事務所も多いです。
聞いたこともないような芸能事務所で、所属俳優も見たこともないような人ばっかりだと不安に感じてしまうかもしれませんが、そういった場合は、所属してからの流れなど(レッスンの有無、費用など)もよく確認したうえで判断するようにしてください。
そして、最後に1つ言えることは、大手の芸能事務所に所属しようと大手でなかろうと、最終的には自分という俳優が視聴者や観客に必要とされるか、つまり人気を掴み取ることができるかが一番重要です。
どんなに大手の事務所に所属しようと、「売れる、売れない」は当然あなたの魅力次第ということを忘れないようにしましょう❗️
なので、事務所に所属することが「目的」や「ゴール」ではない。ということをしっかりと理解して、俳優としての自分自身を磨いていくことに一番の労力を使ってくださいね。
大手の事務所でも、中小規模の事務所でも、「魅力のある俳優」を必要としている、また、売り出したいと考えていることに違いはありません。
あなたの最終目的の1つは「魅力的な俳優になる」ということを念頭に置いて、自分の進む道を、誰(どの事務所)と共に進むのかを判断することをおすすめします。
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