撮影・舞台現場では体臭や汗の臭いに注意!事前にできる対策とケア

俳優に多い悩みの1つとして体臭の悩みがあります。

撮影現場や舞台の現場などで汗の臭いや体臭をひそかに気にしている俳優は多いです。

毎回自前の衣装ならいいのですが撮影でも舞台でも用意してもらった衣装を着ることが多いので気をつかうポイントですね。

特に汗臭くなりやすい人やワキガなど元々の体臭が気になる人は衣装に臭いが移らないように注意を払っておく必要があります。

ここでは、事前にやっておける対策とその都度できるケアをご紹介します。

もしも自分の体臭が気になるのなら周囲の共演者やスタッフに対するエチケットとしても普段からしっかりと対策をしておきましょう。

■汗臭い体臭やワキガはすぐバレる

これだけは頭に入れておきたいことですが現場では自分が思っている以上に汗の臭いや体臭というのは周りの人にすぐバレてしまいます。

特に舞台の場合は稽古から本番に至るまでそのほとんどが屋内ですし、映像の撮影も屋内で撮ることがもちろん多いので、そんな場合は空気がこもっています。

そんな中で共演者や各スタッフとかなりの近距離で接することになります。
(特にメイクさんはメイクをしてもらうときや撮影の合間で汗を押さえてもらうとき、音声さんはマイクをつけてもらうときなどかなりの近距離で接することも多いです)

メイクさん

・衣装スタッフには隠せない

そして何より、衣装さんには確実にバレます。

近距離で接することが少ない現場でも最終的には衣装を返すか預けるかするのでそこで確実にわかってしまいます。

1日で終わる現場ではなく連続する現場なら特に気にしておきたいところですね。

・相手役にも隠せない

共演者の中でも密に関わる相手役には体臭はバレやすいです。(ほぼ確実にバレます)

喉の不調

汗の臭いやワキガなどの臭いだけでなく、デオドラントや香水なども強くふり過ぎていると臭いに敏感な人や苦手な人には不快感を与える場合があるので気をつけたいところです。

・「あの俳優はワキガだ」と噂される

そして気をつけておきたいのはそういった噂というのは意外にも回りやすいということです。

基本的に人の噂話は好きな人が多いので、あなたの知名度が上がれば上がるほどそういった噂話は広まりやすいと思っておくと間違いないと思います。

なので、後々大きく噂が広まらないようにたえず対策しておきましょう。

■事前の対策やケアをしておこう

撮影現場や舞台の現場で自分が恥ずかしい思いをしないために、そして共演者や周囲のスタッフ、関係者に不快感を与えないためにも、エチケットとして日頃からの対策とケアをしておくことをおすすめします。

■日頃からやっておく汗臭いニオイに対する対策

汗の臭いに対する日頃からの対策として、まず「常に清潔にしておく」ということを心がけたいですね。

・汗を流し常に清潔を保つ

一番言われているのはお風呂に入ってしっかりと「汗を流す」ということです。

理想で言えば半身浴などをしてたっぷり汗をかいて老廃物を排出したいところです。

お風呂

夜は5分以上湯船につかることによって、体臭の原因となるべたついた汗を排出することができ臭いの予防になると言われています。

また朝のシャワーを1分浴びるだけで皮脂量が約1/3まで減少するらしいので可能な限り朝にシャワーを浴びて、夜には湯船につかる、1日2回の汗流しを実践したいところです。

シャワー

最低でも撮影のある日などは少し早めに起きてシャワーで汗を流してから現場に行くようにするだけでかなり体臭を抑えられます。

ボディーソープやシャンプーなどは殺菌成分が配合されているものを使用するのも効果的です。

シャワーやお風呂のあとは、髪はしっかりと乾かすことを心がけましょう。

濡れたままでいると臭いも移りやすく雑菌も繁殖しやすくなるからです。

また撮影などに支障がないのであれば脇毛もカットしておくと良いです。(男女ともに)

脇毛は雑菌の巣窟になりやすいので臭いを抑えたいのであればカットしておくと多少の予防になります。

・適度な運動

運動しないで汗をかかないでいると汗腺の機能が低下して汗の質がわるくなり、ベタついた汗の量が多くなると言われています。

循環をよくするためにも古い汗は外に排出するように心がけましょう。

ランニング

・体臭を抑える食生活を心がける

テレビ東京の生活情報番組「なないろ日和!」にも出演されているワキガ治療の第一人者で五味ごみクリニック院長の五味常明ごみつねあき先生がすすめる「体臭を抑える食事法」というのがあります。

体臭は「体内の体臭」「皮膚面の体臭」「腸内の体臭」の3つに大きく分けられ、臭いの元となるのはすべて口から入った食べ物です。

なので、まず臭いの成分の原料となる食材をできるだけ控えること。

そして、臭いを抑える食材を積極的に摂取することが体臭を抑える効果につながるとおっしゃっています。

海藻

・消臭作用のある食材は3つのジャンル

積極的に食べたほうがよい消臭作用のある食材は、大きく3つのジャンルに分けられます。

①「アルカリ性食品」

1つ目のジャンル「アルカリ性食品」の代表は梅干しで、体臭予防の王様と言われています。

他にはワカメ、メカブ、モズクなどの海藻類、そしてほうれん草やコマツナなどの緑色野菜や大豆製品です。

②「抗酸化食品」

抗酸化物質の筆頭はビタミン類です。

ビタミンCは人間の体の中で作ることができないうえ取りだめもできないので、毎日の食事でこまめに取るのが効率的です。

ビタミンCは主に緑色野菜や果物、緑茶に多く含まれています。

もう一つの強力な抗酸化物質はポリフェノール類です。

野菜や果物をバランスよく食べることが、体臭の予防につながるようです。

③「腸内環境を整える食材」

3つ目のジャンルは「腸内環境を整える食材」ですが3本の柱があります。

まず1つ目が「乳酸菌

ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌を食べると良いですね。

2つ目が「オリゴ糖

善玉菌のエサとなるオリゴ糖を食べて腸内の善玉菌を育てることが大事だそうです。

オリゴ糖をたくさん含むのは、大豆、ゴボウ、アスパラガス、タマネギ、蜂蜜など。

3つ目が「食物繊維

臭いの物質をまとめて吸着し、便として排出してくれる効果があります。

■その都度できるケア

デオドラントスプレー

日頃から心がけておく対策や予防も大事ですが、撮影現場や舞台の現場など出先で体臭が気になったとき、また、人に会う前などにその都度心がけるケアも大事です。

その時々でできるケアには以下のようなものがあります。

体臭を抑えるケア用品

  • デオドラント(制汗スプレー、制汗クリームなど)
  • 汗拭きシート(除菌成分やアルコール成分入り)
  • 脇汗シート、脇汗カバーなど

汗臭い臭いや人の体臭が苦手な人、敏感な人に不快感を与えないためのエチケットとして何かケア用品を常備しておきたいところです。

■まとめ

演技に集中するためにもできるだけ他事に神経を使いたくないところですが、汗の臭いなどが気になると集中力も欠けることがあります。

自分自身が良い演技をするためにも、共演者やスタッフに不快感を与えないためにもエチケットとして体臭予防と対策をして撮影や舞台に挑みましょう。

また、自分の汗臭さが気になる人は五味常明先生が推奨するワキガのセルフチェック方法がありますので以下の記事を参考にしてみてください。

Share

  • Add this entry to Hatena Bookmark

Follow Me