あなたが街を歩いていると、
「俳優の〇〇だ」
「 ねぇ、あの人、芸能人じゃない?」
と、街ゆく人が振り返る。
「すいません、サインお願いしてもいいですか」
「握手してください」
と声をかけられる。
あなたが舞台に出演すると、チケットが即完売する。
あなたが劇場に入る際や、劇場を出る際には、多くの出待ちのファンが待っている。
あなたの所属事務所には、毎日たくさんのファンレターやプレゼントが届く。
いかがですか?
あなたが目指すのは、そんな俳優ですか?
そんな風になれたら理想以上です????
プロの俳優になるということはそういうことですよね????
そのような俳優になるために、今のあなたに何が必要でしょうか?
もちろん演技力も必要だし、様々な面でのスキルアップや自分磨きも必要でしょう。
でも、あることを意識するだけであなたは上記のようなカリスマ性と影響力のある一流の俳優になることができます。
その、「あること」とは、
自分をブランディングする
ことです。
■一流の俳優になるためにはブランド化が必須
一時的にブレイクするのではなく、一線で活躍し続けるためにはブランディングが必須の要素です。
これはどの業界でも同じで、ブランド力が高い人やお店ほど深く根強い固定のファンが付いています。
たしかに。有名なブランドってコアなファンが多いよね。
たとえば今、ユーチューブに定期的に動画をあげている人は日本だけでも何万人といます。
その中でも、HIKAKINをはじめとするトップユーチューバーは今やテレビへと活動の幅を広げたり、何かあればニュースに取り上げられたり、その活躍は目覚ましいものがあります。
ただ、そのようにユーチューバーとして生計を立てられているのは一部の人だけです。
大多数の人は、存在(チャンネル)すらもほとんど知られていないでしょう。
これは俳優業界にもまったく同じことが言えます。
私が俳優活動しているなんて世の中ではほとんど知られていない…
そこで、知られる存在となるために大事なのが自分をブランド化するセルフブランディング力です。
トップユーチューバーにもなると、その人それぞれのオリジナリティと個性、強みなど、しっかりと自分をブランド化しています。
ブランド力とは、その人(ブランド)にしかない「強み」「魅力」をしっかりと打ち出せているということです。
・俳優としてブランド化するためにはファンを増やすことが大事
しっかりと自分をブランド化できるているユーチューバーはもちろんチャンネル登録者数(ファン数)が多いですよね。
俳優も同じで、一線で活躍する俳優になろうと思うのであれば多くのファンを獲得しなければいけないのは言うまでもありません。
そこで、ファンを増やすという観点からセルフブランディングについて考えてみましょう。
■俳優にとってのセルフブランディングとは?
ユーチューバー以外にも、自分をカバンなどに置き換えて考えてみるのも面白いです。
一線で活躍する俳優が、「シャネル」や「ヴィトン」「エルメス」など有名なブランドだとしたらあなたはどんなブランドでしょうか。
もしも、さびれた商店街で無造作に並べられ安売りされている多くのカバンの一つだとしたら、今すぐそこを抜けださないといけませんよね。
「この無造作に並べられた棚から抜け出すには何が必要か?」と考えてみましょう。
それこそが、ブランディングです。
無造作に並べられている数多くのカバンの中から抜け出すための「工夫」や「装飾」「改良」のことをブランディングと言います。
なるほど????
似たり寄ったりの数多くの俳優の中から抜け出し、一線で活躍する俳優の中に並ぶのであれば今すぐ工夫や改良を始めましょう。
・ブランド化するためには、まず自分のオリジナリティを考えよう
自分を俳優としてブランド化するには、他の俳優とは違うオリジナリティが必須です。
あなたらしい、あなただけのオリジナリティはどこでしょうか?
オーディションであなたしかイメージに合う人がいなければ楽々とその役はゲットできるでしょう。
他にはいないような個性やキャラ、空気感があれば優位です。
あなたにしかないカラーや個性、空気感というものは俳優にとって「強み」になります。
なので、その他大勢の俳優の中から抜け出そうと思うのであれば、まず他の人とは違うあなただけの個性や、あなたらしいオリジナリティはどんなところかを考えてみましょう。
私らしい個性…オリジナリティってどこだろう…
自分のオリジナリティや、自分らしい「個性」「強み」がよくわかっていないためにオーディション会場でもちゃんと自己PRできない人が多いです。
そりゃ、自分のオリジナリティがよくわかってないんだからPRできないよね。私もできない自信がある…
■最高のあなたを魅せるための演出です
ブランディングとは、あなたをいかに良く見せる(魅せる)かということ。
つまり、最高の演出をすることです。
誤解のないように言っておきますが、自分を嘘で固めるということではありません。
あなたに価値が生まれるような、より良い魅せ方をするということです。
舞台でも、映像でも、
「どの部分を見せるのが一番魅力的か」
「どんな色の照明をどの角度から当てるのが一番魅力的に映るか」
「どこから登場するのが一番効果があるか」
「どのタイミングで音楽が入るのが一番感動的か」
など、その作品が最も魅力的にお客さんに届くように演出するのは当然のことです。
それをそっくり自分個人にも当てはめてみるだけの話です。
なるほど????今すごくしっくりきました????
言い換えるなら、俳優は「自分を最も魅力的に魅せるプロでなければいけない」ということです。
■あとがき
セルフブランディングと言っても、できることはたくさんあります。
でも、何から始めればいいのかわからなければ、一番簡単に今すぐにでもできるのは普段着るものを変えてみることです。
あなたが売れっ子俳優になった姿を明確にイメージできていますか?
その売れっ子俳優になったあなたが着ている服を今すぐ着始めるだけで一歩近づきます。
演技力や感性など積み重ねや経験によって培うものもありますが、見た目の印象やイメージは今すぐにでも変えられます。
そして、あなたらしいオリジナリティが表現できるアイテムでもあります。
セルフブランディングについて何から始めればいいかわからなければ、ぜひ着るものや身につけるものから自分らしさを表現するように心がけてみてください。
たしかにな~。自分の強みやオリジナリティまで考えて普段着を選んでないもんな~。すぐにでも変えられそう。
あなたも是非、俳優として自分を最高のブランドにするべく「いかに自分をよく魅せるか」ということを意識して、日常の生活の中から少しずつでもいいので変えてみてください。
面白いぐらいに周りの反応や印象が違ってきます。
そうやって、あなたが思い描く「理想の俳優像」にブランディングしていってくださいね。
今の時代は自分から企画、発信する人がどんどん増え続けています。
おとなしく待っているだけではなかなか前に出られないので、今できる小さい事から始めましょう。