プロの俳優になる為に、一番最初にすること。
それは、プロらしい「考え方」をする。また、プロとしての「意識」を持つ。という事。
僕はこれを「芸脳」を創ると言っているんですが、いわゆる「思考」「意識」といった考え方から初めに変えてしまうという事ですね。
これは自分次第なので、今すぐからでも始めることができます。
芸能や俳優に限ったことではなく、何事においても習慣や行動をつくっていく基となるのは「思考」です。
プロの俳優になるのであれば、自分が「プロとしての意識」を持てているか?「プロらしい考え方(思考)」をしているか、一度見直してみましょう!
プロになれば勝手に「プロらしい考え方」ができるようになるのではなく、プロとしての自覚と意識を持って自分の行動を選択できる人がプロになるのです。
どのような業界でも「プロ」と呼ばれる人たちは、「思考」や「意識」を非常に重要視し、大切に考えています。
今回の記事では、そのことについて触れていきたいと思います。
普段から「意識」や「思考」などを深く考えたことがないという人は、それが、俳優として売れない原因を作ってしまうかもしれませんので、一度、ここで考えてみてくださいね。
「思考」「意識」を軽視する人が俳優として売れない理由
まず、「思考」や「意識」といった内面的なものが、表現や表面的なものにどんな風に関わってくるのか、わかりやすい例を挙げてみたいと思います。
例えばアスリートが食事の時に意識する事って何でしょうか?
「成分」や「分量」などは当たり前のように意識していらっしゃいますよね。
僕たちみたいに食べたいものを食べたいだけ好きな時に食べるという事はまずないでしょう。
なぜでしょうか?
答えは簡単。一言で言ってしまうと、
「パフォーマンスが落ちるから」これだけです。
栄養など健康管理の観点からというのはもちろんありますが、何も考えずに食べて体重が増えれば、当然ながら最高のパフォーマンスはできませんし、競技によっては出場すらできないこともあるかもしれません。
でも、実はこれは俳優でも同じです。特に女優さんなどで想像するとわかりやすいかもしれませんが、普段から食事などにも意識や気を配っています。
健康面はもちろんのこと、体重の増減による動きの変化や、見た目の変化はキャラクターや(求められる)イメージが変わってしまう事にも繋がりますからね。
このことからもわかるように、普段のそうした少しの意識や思考が、見た目など表面に現れてくるという事がわかると思います。
なので、「意識」や「思考」について深く重要視していない人というのは、自分自身が商品であり、人に見られる立場であるという自覚と認識が少し足りていないかもしれません。
一流になればなるほど、俳優としての自分のイメージやキャラクター、または「強み」などに強いこだわりを持ち、仕事に対する「意識」や美に対する「意識」など、様々な自分ルールの考え方を持っています。
これが、いわゆる「思考」ですね。
自分の俳優としての「強み」などに強いこだわりを持っているからこそ、常に最高のパフォーマンスができるように細部に至るまで気を配りますし、最善の努力をするわけですよね。
何事も「思考」「意識」から始まるということがわかると思います。
なので本当に「プロの俳優になりたい」「俳優を仕事にしたい」と本気で考えている人は「思考」や「意識」という事をまずは何よりも大事にして行動に移すことを心がけるようにすれば、少しずつ良い変化が現れだすでしょう。
プロの俳優には「プロらしい考え方」「プロらしい思考」というものが当然ありますので、人から「プロだね~」と言われるような考え方をしているか、時々自分でチェックしてみてくださいね。
俳優は芸能人であるという事を意識する
まず「俳優」としての思考作りの為の最初の1歩として俳優は芸能人であるという事を強く意識する事です。
他のワークショップなどに行ってもそんなわかりきった事をわざわざ言われる事はあんまりないかもしれませんが、ここでは最初に強く言っておきたいと思います。
何故なら、「俳優には、なろうと思えば誰でも簡単になれるから」です。
職業として、いわゆるプロの俳優としてではなくても俳優活動さえしていれば「俳優をやっています」と自己申告する事ができてしまうのが俳優なんですね。
小劇場系で活動している俳優にはこういうタイプの俳優が多いです。
もちろん、そこから始まったプロの俳優もたくさんいますので最初のとっかかりとしてはそれで何の問題もありません。
でも、「俳優をやっています」と自己申告しているレベルでは、まだ芸能界の住人にはなれていないという事になりますが、売れていなくてもどこか「芝居をやっていることに満足」してしまっている俳優もいます。
それはそもそも「芸能人になる」「芸能界の住人になる」といったところに目標を置いていないからなんですね。
なので、わかりやすい目標として「芸能人になる」「芸能界の住人になる」と意識することで、言い換えれば「プロになる」という意識を持ち続けるモチベーションにもなりますし、目指す先がよりハッキリして、途中段階で満足してしまうこともなくなるでしょう。
そして何よりも、「芸能人になる」という事を意識するだけで、着るものや話し方というような立ち居振る舞い全体に変化が出てくるようになります。
成功する為の「意識」と「思考」を作る
それでは、成功するための「思考」と「意識」というのはどんなものでしょうか?
ここでは簡単なポイントだけ書きますが、まず例外なく言えることは、「明確な目的と目標を持つ事が絶対条件」です。
そして、「その目的に沿った意識を持ち、しっかりと目標達成に向かっていく思考を持つこと」だと言えます。
例えば「俳優として売れていないのに、芝居をやっていることにどこか充実して満足してしまっている人」というのは、「芝居をしている目的」がハッキリしていないか、「どんな目標を達成しようとしているのか」がハッキリしていない事が多いです。
もちろん趣味で「楽しくお芝居をすること」「みんなで1つの作品を作り上げること」などに目的や目標を置いている人は全然それで良いと思います。
それはそれで素敵なお芝居との関わり合い方だと思いますが、あくまでも「プロの俳優になる」「俳優を仕事にする」という人にとっては、その考え方では良くないという事ですね。
まず明確な「思考」や「意識」を持つ為には、先に「目的」や「目標」が明確にする事が必須です。
目的に沿った意識を持ち、しっかりと目標達成に向かっていく思考を持つこと
ハッキリとした「目的」と「目標」を持っていれば、自然とそこに向かっていく為に必要な「意識」や「思考」になってきますので、その為にももう一度、「何の為に自分の人生をかけて俳優になるという夢に挑戦しているのか?」と自分に問いただして「目的」をハッキリさせ、どこにたどり着くためにやっているのか「目標設定」を明確にしましょう!
まとめ
よく言われることですが、
「思考が変われば、言動が変わる。言動が変われば、行動が変わる。」
更には、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば、人格が変わる・・・というように続くわけですが、結局のところ最終的な結果を変えようと思うと、一番の根本を変えればいいということですね。
むしろ、根本を変えなければ、結果に繋がらないという事でもあります。
そこで今回は、「俳優になる為に一番最初にすること」として「思考」や「意識」の重要性についてお話しました。
- 「思考」や「意識」を軽視すると俳優を仕事にできない確立が高くなる。
- 「思考が変われば、言動が変わる。」結論、「思考が変われば、結果が変わる!」
- 俳優=芸能人。「芸能人になる」「芸能界の住人になる」目的と目標を明確に。
- 目的に沿った意識を持ち、しっかりと目標達成に向かっていく思考を持つこと。
高い「思考」と「意識」を持つ為には、上記のポイントをしっかりと押さえておきましょう。
「思考」や「意識」を変えることは、お芝居が未経験でも誰でもすぐにできることです。
そこからがスタートだと思って、すぐにでも実践してくださいね!
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